イクメンシンポ2020
2020-11-30 10:30:02

男性の育児参加を促進!イクメン推進シンポジウム2020の全貌に迫る

厚生労働省が主催した「イクメン推進シンポジウム2020」が、2020年11月20日、オンラインで実施されました。これは、男性が育児と仕事を両立させるための取り組みを支援し、育児休業の取得を促す「イクメンプロジェクト」の一環として開催されたものです。

本シンポジウムでは、男性の育児参加の重要性が広く論じられました。坐りながら参加する形のオンライン配信により、各地から多くの関心が寄せられました。開会挨拶では、厚生労働省雇用環境・均等局の坂口局長が、「育児参加は子育て環境の改善や女性の雇用維持において重要である」と、その意義を強調しました。特に、新型コロナウイルスの影響下、育児参加を支える働き方の重要性が再認識されました。

このシンポジウムでは、「イクメン企業アワード」と「イクボスアワード」の2つの表彰が行われました。「イクメン企業アワード」では、育児と仕事の両立が特に優れている企業が表彰され、グランプリには株式会社技研製作所と積水ハウス株式会社が選ばれました。

技研製作所は、男性社員の育児休業取得者数を増やし、取得日数を平均110.2日まで引き上げるなどの取り組みが評価されました。一方、積水ハウスは、経営者からの意識改革を促すなど、全社的な施策に力を入れていることがポイントとして挙げられました。

また、「イクボスアワード」では、管理職として部下の育児と仕事の両立に貢献した個人が表彰され、グランプリには社会福祉法人スプリングの大久保友紀子氏と株式会社スープストックトーキョーの西谷達彦氏が選ばれました。彼らの取り組みは、特に育児を行う社員への柔軟な働き方の提案や、チーム全体での理解促進に寄与したと評価されています。

後半では、「新型コロナウイルスが働き方にどのような影響を与えたか」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。パネリストには、イクメン企業アワード受賞企業の代表者や専門家が招かれ、オンラインでも参加者からの反響が寄せられました。「コロナ禍で、企業が社員をいかに支えているかが問われた」など、多くの意見が引き出されました。このシンポジウムを通じて、男性の育児参加がますます重要視される時代において、企業もまた、変革を求められていることを実感しました。

シンポジウムは、厚生労働省が立ち上げたイクメンプロジェクトに基づくものであり、今後も多様な形で育児参加を促進する施策が期待されます。子育てと仕事を両立できる社会を実現するために、企業、そして社会全体での取り組みが求められます。

会社情報

会社名
厚生労働省イクメンプロジェクト
住所
東京都千代田区霞が関1-2-2
電話番号
03-6821-0610

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。