Study Valleyが探究学習支援に新たな地平を拓く
株式会社 Study Valley(本社:東京都江戸川区)は、探究学習支援プラットフォーム「TimeTact」を通じて、AIによるフィードバック件数が8万件を突破したことを発表しました。この成果は、2024年4月のAI機能リリース以来のものであり、教育現場における業務効率化と探究学習の質的向上に大きく貢献しています。
探究学習の背景と課題
2022年度から導入された高等学校の「総合的な探究の時間」では、生徒それぞれが自ら課題を設定し、調査や分析、発表といった一連のプロセスを行っています。しかし、多様なテーマに対応しなければならない教員にとって、生徒全員に適切なフィードバックを行うのは膨大な時間と労力を要し、業務負担が大きな課題となっていました。これに対して、Study ValleyはAI技術を用いて効率的なフィードバックを提供することで、教員の業務負荷を軽減しています。
AIによるフィードバックの実績
- - フィードバック件数の突破: 8万件を達成。
- - 業務時間削減: 1件あたりのフィードバックにかかる作業時間は約20分とされ、合計26,000時間以上の業務削減を実現しました。この時間削減により、教員たちは質の高い個別指導や授業準備により多くの時間を割くことができるようになりました。
- - 高信頼性の実績: 8万件のフィードバックすべてにおいてハルシネーションはゼロで、誤回答も発生していません。導入校からは高い満足度が寄せられています。
探究学習の質的向上
生徒たちは、10秒以内に質の高いフィードバックを受け取ることができ、「課題設定」「情報収集」「整理分析」「まとめ表現」といった全プロセスで即座にサポートを受けることが可能です。これにより、生徒の探究活動は停滞せず、継続的な学習が促進されています。
導入校からの声
ある導入校の教員は、「AIによる即座のフィードバックのおかげで、生徒たちの探究活動が活発になり、教員も本来注力すべき個別指導に時間を割けるようになった」と話します。また、管理職からは「8万件というフィードバックの中で一度もハルシネーションが発生していないことは、教育現場でAIを活用するにあたって非常に重要な信頼性の証明」との話も聞かれます。
今後の展望
Study Valleyでは、これまでの成果を踏まえ、さらなるAI機能の拡充と精度向上に努めていきます。具体的には、フィードバックの精度向上や対応範囲の拡大を計画しており、全国の高等学校への展開を加速することも見据えています。これにより、さらに多くの生徒が探究学習を通じて自らの能力を高め、未来を切り開くためのサポートをいたします。
会社概要
株式会社 Study Valleyは2020年に設立されたEdTechベンチャー企業で、「誰しもが探究スキルを武器に自分の未来を切り開ける世界を実現する」という理念を持っています。400を超える学校や教育機関、200社以上の企業にサービスを提供し、経済産業省のSTEAMライブラリー構築事業者としても認定されています。公式サイトや製品情報については、以下のリンクをご確認ください。