AIナビゲーションアプリ「timespace」とは
株式会社timespaceが、11月1日(土)に京都版のAIナビゲーションアプリ「timespace」を正式にリリースします。このアプリは、京阪ホールディングス株式会社と共同で、伏見・宇治・八幡エリアでの実証実験を実施することが決まりました。
自分の感性でまちを再発見
「timespace」は、“自分の感性でまちを再発見・編集できる”という新たな体験を提供します。これは、膨大なテキストデータを学習した大規模言語モデル(LLM)を使用することで、ユーザーの感性に合った行き先を提案します。「好き」「嫌い」といった感情を基に情報を選択し、所要時間を考慮した最適なルートを探せる「探索」機能や、街中で感じたことを「投稿」する機能を搭載しています。
アプリの正式リリースとイベント
このアプリの正式リリース日である11月1日には、「私の感性で、京都を編集する 伏見・宇治・八幡エリアをtimespaceと巡るワークショップ」というイベントが御香宮神社 参集館で開催されます。このイベントでは、都市デザインやサウンド作家といった多様な視点を持つアンバサダーと一緒に、五感をフル活用しながら京都を探索することができます。
イベントの詳細
- - 日程: 11月1日(土)/予備日: 11月9日(日)10時〜16時
- - 場所: 御香宮神社 参集館
- - 主催: 株式会社timespace、京阪ホールディングス株式会社
- - 運営: 株式会社ロフトワーク、FabCafe Kyoto
- - 定員: 30名(予約優先、先着順)
このワークショップは、従来の観光とは異なり、決められたルートを巡るのではなく、参加者が自身の感性で地域の魅力を探し出す能動的な都市体験を目指しています。
今後の展望
この実証実験は「京阪電車 事業共創チャレンジ2025」の一環であり、91件の提案から選ばれた事業者との共同作業です。実証期間は2023年11月1日から2026年1月4日まで続きます。この取り組みを通じて、伏見・宇治・八幡エリアの魅力を再発見し、観光の分散化を図ることを目指しています。
会社概要とコメント
株式会社timespaceは、一般社団Tomorrow Never KnowsのAIナビゲーションアプリ「timespace」プロジェクトを展開し、2025年には新法人として設立されます。CEOの井口尊仁氏は、「見えない場所にこそ、価値がある」とコメントしており、アプリが単なる観光にとどまらず、感性による新しいナビゲーション体験を提供することを強調しています。
京都府の観光を担当する責任者も、AIナビゲーションが地域の魅力を引き出す力を活用し、スタートアップ支援の一環として期待を寄せています。また、京都市の担当者も、world-classなイノベーション都市として進化を続ける京都において、「timespace」の取り組みが新たな観光とまちづくりの融合を生むと考えています。
「timespace」は、あなたの感性をくすぐり、新しい京都の魅力を発見できる手助けをしてくれるでしょう。京都の隠れた宝物を見つける旅に、ぜひ参加してみてください。