ビームス、北アメリカ進出を加速
株式会社ビームスが、北アメリカ地域での事業展開を強化するため、カリフォルニア州ロサンゼルスに現地法人「BEAMS America, Inc.」を設立しました。この新しい法人は、ビームスの存在感をアメリカに広げる重要な拠点となります。
新たな取り組みとしてのポップアップショップ
設立を記念して、2025年3月7日から4月20日までの期間、ロサンゼルスのダウンタウン地区でメンズカジュアルレーベル「BEAMS」のポップアップショップがオープンします。この期間限定店は、ビームスが日本を飛び出し、現地の文化と融合しながら展開される新しい試みです。
ポップアップショップでは、ビームスのオリジナルレーベルに加え、Levi’s®やNEEDLESとのコラボ商品、サーフやスケートカルチャーにインスパイアされたオリジナルブランド「SSZ」のアイテムなど、多彩な商品ラインナップが揃います。特に、現地のコミュニティを招いた新商品ローンチイベントやレセプションパーティーなども開催され、地域の人々とのつながりを強化する機会となります。
オンライン展開も視野に
ビームスは、春には北アメリカ向けのECサイト「beams-america.com」を開設する計画も進めており、ティザーサイトも既に公開されています。このオンラインプラットフォームは、北アメリカ地域のお客様に向けた常設のECサイトとして機能する予定です。
50周年を迎えるビームス
ビームスは1976年に東京・原宿で創業し、40年以上にわたり日本のファッションシーンをリードしてきました。代表取締役社長の設楽洋氏は、「私たちのブランドは、多くのお客様やお取引先、スタッフと共に進化してきた。来年には50周年を迎え、その重要なタイミングで、アメリカに拠点を設けることができた。文化の融合から新しい価値が生まれることを楽しみにしている」と語っています。
さらに、ビームスはアメリカでの進出に際し、今年1月にカリフォルニア州で発生した大規模な山火事に対する支援活動も行っており、株式会社ビームスからは1,000万円を米赤十字社に寄付しました。これは、被災した仲間たちへの復興支援の一環であり、地域社会との絆を深める努力の一部でもあります。
まとめ
北アメリカに新たな拠点を設けるビームスの動きは、ただの店舗展開にとどまらず、地域へのコミットメントや文化的な交流を重視した新しいビジネスモデルの構築を目指すものです。ロサンゼルスでのポップアップショップの成功が、今後のビームスの国際的な成長を加速させることに期待が寄せられています。