新社会人から管理職までをサポートする『ハララボ』
2025年4月1日、新たにオープンするウェブメディア『ハララボ』は、ハラスメントに対する意識を高めることを目的にしています。このサイトは、日本テレマティーク株式会社とコンセプトグラマー有限会社が共同で運営しており、職場でのハラスメントに関する多様な情報を提供します。
ハラスメントの認識のギャップ
近年、職場でのハラスメントが問題視される中、実際の認識には大きな隔たりがあります。例えば、2023年の調査では、多くの新入社員がハラスメント用語を知っていると答えながらも、具体的な状況を正しく理解していないことが浮き彫りになりました。パワハラを正しく理解している人は65%、セクハラに至ってはわずか37%の認識に留まっています。さらに、半数以上が「研修を受けたことがない」「被害時の対処法を知らない」との声を上げています。
こうした現実を受けて、全職種の人々が共通の課題としてハラスメントに向き合うきっかけを提供するために『ハララボ』が設立されました。サイトのコンセプトは「知る」「気づく」「行動する」であり、これらを通じて実践的な知識と視点を提供します。
特徴的なキャラクター「ラボパンダ」
『ハララボ』のナビゲーターは、「ラボパンダ」というユニークなキャラクターです。彼はかつて“白黒パンダ”として知られていましたが、VR研修を経て新たな一歩を踏み出しています。このキャラクターは、国家資格のキャリアコンサルタントや心理カウンセラーの資格を持つ専門家が背景におり、彼の視点を通じてハラスメントに関するリアルな情報を届けます。彼は、職場の「モヤモヤ」を解消するための存在として、働く人々に寄り添い、対話を促します。
行動を促すコンテンツ展開
『ハララボ』では、編集部が取材した実際の事例や専門家の寄稿を通じて、ハラスメントの本質を追求し続けます。公開スタートとともに、「ラボパンダの誕生秘話」、「ハララボって何をする場所?」、そして「ハラスメントとは? 基礎知識と対策ガイド」の3つの記事が発表される予定です。これにより、読者が実際にハラスメントに対して行動を起こせるような土台を築きます。
新年度に向けて公開されるこのサイトは、新社会人や転職者、復職者、さらには管理職やベテラン社員にとっても有用な資源となります。ハラスメントは誰にとっても関わるテーマであるため、「自分ごと」として向き合うことが求められています。
まとめ
『ハララボ』は職場でのハラスメントに対する意識を高め、具体的な行動を促すための重要なメディアです。このウェブサイトを通じて、すべての働く人々が自分自身を守るための知識を深め、ハラスメント防止に向けて手を携えていくことを期待しています。今後、ハラスメントに対する意識の向上が図られることを願っています。また、VR研修ツール「VRシミュレーションPro」も同日に提供されるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。