Okta Japanが迎えた5周年の歩み
2023年9月、Okta Japan株式会社が設立から5周年を迎えました。こ
の節目を迎えるにあたり、Oktaの提供するアイデンティティ管理サ
ービスが日本市場でどのように成長し、変化してきたのかを振り返っ
てみます。
Oktaは、アメリカ・サンフランシスコを本拠とする企業で、「だれも
があらゆるテクノロジーを安全に使う」ことをビジョンに掲げ、アイデ
ンティティ管理に特化したソリューションを展開しています。設立当初
の2020年には、コロナ禍が深刻化する中で企業からのリモートワーク環
境に対するニーズが高まり、シングルサインオン(SSO)や複数要素認
証(MFA)が重要視されました。Oktaはこれに応える形で、雇用者がデ
ジタル環境に安全にアクセスできる方法を提供し、その中心的な役割を果
たしました。
また、Okta Japanは、2021年5月に顧客アイデンティティ管理の借りな
りであったAuth0を買収。これにより、B2E(ビジネス・ツー・エン
ドユーザー)、B2B(ビジネス・ツー・ビジネス)に加え、B2C(ビジ
ネス・ツー・コンシューマー)市場にも進出しました。これにより、
企業規模に関係なく、顧客のニーズに応えられる幅広いサービスを提供可
能となりました。
5年間で市場は大きく変わり、現在ではガバナンスや特権アクセス管理、
「非人間アイデンティティ(NHI)」の管理なども問題視されています。
Oktaはこうした変化に柔軟に対応し、単なるアクセス管理を超えた包括
的なアイデンティティプラットフォームへと進化を遂げました。さらに、
日本特有の業務プロセスや規制要件に合わせた製品のローカライズも
doneし、ユーザーフレンドリーなインターフェースの整備が進められまし
た。
Oktaはまた、8,000以上のSaaSとの統合を実現する「Okta Integration
Network」を誇ります。国内でもSansanやSmartHR、サイボウズといった
大手SaaSとの連携を構築することで、企業のシステムにおけるセキュリ
ティと管理体制を強化しています。
この5年間でパートナー企業とのエコシステムも成長し、2020年の3社か
ら130社以上に増加しました。このエコシステムを通じて、さまざまな規
模の顧客へアイデンティティ管理のベストプラクティスを提供する態勢が
整っています。
日本市場におけるセキュリティの重要性を鑑みて、2024年には板倉景子が
新たに日本担当リージョナルCSOに就任。これは、日本特有のセキュリティ
ニーズに応えるための重要なステップです。グローバル企業として、日本
市場を戦略的に重視する姿勢が見て取れます。
加えて、「Okta Secure Identity Commitment(OSIC)」という長期的な
セキュリティ施策を日本で展開。不正アクセスやバグの対策に取り組んでい
ることは、顧客との透明性のある信頼関係を築くための重要な基盤となっています。
Oktaは日本市場を維持することで、AI技術の進化と共にアイデンティティの
管理を再定義していく考えを持っています。地元の企業やパートナーと共に
このビジョンを実現していく過程で、より強固なセキュリティの確立に向けて
邁進していきます。代表取締役社長、渡邉崇氏は、「Okta Japanは今後も
最も信頼できるパートナーを目指し、社会貢献活動にも力を入れていく」と
述べています。
Oktaは、The World’s Identity Company™としてアイデンティティを保護し、
すべての人が安全に技術を使用できるように貢献しています。 Oktaのカスタマ
ーソリューションとワークフォースソリューションは、企業と開発者がアイデ
ンティティの力を活用し、成功を進めるための最適な基盤を提供するのです。
詳細な情報は、
Oktaの公式ウェブサイトをご覧ください。