新たなBtoC戦略で魚食文化を広める荒川養殖漁業生産組合
栃木県の荒川養殖漁業生産組合は、新たなBtoC戦略を打ち出し、「野州喜連川の出汁かけ飯」とオリジナルTシャツの販売を開始します。これにより、家庭での魚食文化を広めることを目指しています。
荒川養殖漁業生産組合について
栃木県さくら市に本社を置く荒川養殖漁業生産組合は、鮎や「プレミアムヤシオマス」に特化した養殖事業者です。これまで県内外の多くのレストランやスーパーマーケット、旅館、ホテルに高品質な魚を供給してきました。
最近、個人向け戦略の強化に目を向け、トチギマーケットとのコラボレーションを実現。2025年8月27日から「サクラフィッシュ」というBtoCブランドの新商品を販売します。
新商品「野州喜連川の出汁かけ飯」
「野州喜連川の出汁かけ飯」は、地下水と厳選飼料で育てた鮎を使ったレトルト商品です。この商品は常温保存が可能で、手軽に魚を楽しむことができます。だしには九州産の本醸造醤油をブレンドし、天然だしのみを使用。化学調味料は不使用で、素材そのものの味を大切にしています。
価格は各税込759円であり、お湯を注ぐだけで簡単に本格的な魚料理を味わえます。ラインナップは、子持ち鮎の塩焼き、鮎の甘露煮、さくらサーモンの西京焼きの3種です。
- - 子持ち鮎の塩焼き:贅沢に丸ごと使用し、鮎の旨味と卵の食感を楽しめる料理。
- - 鮎の甘露煮:じっくり煮込んだ甘露煮の甘みと出汁の塩味が絶妙に調和。
- - さくらサーモンの西京焼き:上質な旨味を持つサーモンを西京味噌で焼き上げ、出汁と共に楽しむ逸品。
これらの商品の提供により、手軽で美味しい魚料理を家庭で楽しめるように支援します。
アパレルとのコラボレーション
同時に展開されるオリジナルTシャツも注目です。アウトドアテイストでデザインされたTシャツは、魚料理と共に街の魅力を提案します。こうした食品とアパレルの組み合わせにより、ブランド認知を高めながら、購買意欲を喚起する狙いがあります。
発売と販売促進の方針
新商品は宇都宮駅直結のトチギマーケット ウツノミヤテラス店と公式ECサイトで販売されます。トチギマーケットの強力な発信力を活かし、観光客や地元住民に魅力を伝え、認知度を高めることを目指します。
地域ブランドの価値を高める取り組み
荒川養殖漁業生産組合は、地域との連携を強化し、直販拠点のリニューアルやSNSの活用により、オンライン・オフライン双方からの発信力を高めていきます。
今後も新商品やプロモーションを通じて地域の魚食文化を牽引し、消費者に愛されるブランドを目指す荒川養殖漁業生産組合に期待が寄せられます。