プログラミング不要の会話AI構築ツール「miibo」がGPT-4に対応

会話AI構築プラットフォーム「miibo」が革新を遂げる

最近、会話AI構築プラットフォーム「miibo」が大きな進化を遂げました。それは、米OpenAI社の最新モデルである「GPT-4」に対応したことです。これにより、プログラミングの知識を持たない方でも気軽に、高性能な会話AIを構築できる環境が整いました。この革新的な技術の背景や具体的な機能について、詳しく見ていきましょう。

miiboとは？

「miibo」は、個人の開発者maKunugi氏によって2021年に公開された会話AI構築プラットフォームです。これまで「mebo」というブランド名で展開されてきましたが、今回新たに「miibo」としてリニューアルされました。この名称には、「自分自身をAI化し、人間ができることの可能性を広げたい」という理念が込められています。

GPT-4へのアクセス

miiboの新機能として、ChatGPTでも使用されている大規模言語モデル「GPT-4」にアクセスできるようになりました。これにより、ユーザーは自然言語での会話をサポートするAIを、それぞれの目的に応じた内容でノーコードで構築可能です。具体的には、WebサイトやLINE、Slackなど、さまざまなプラットフォームにAIを組み込むことができます。また、APIを通じて独自のアプリやロボットとも連携が可能です。

課題解決のための機能強化

大規模言語モデルには、「アンコントローラブル」と呼ばれる課題があります。特にカスタマーサポートなど精密な情報提供が求められる場合には、正確性の確保が難しいとされてきました。「miibo」はこの課題に立ち向かうため、以下の機能を搭載しています。

1. データソース機能
固有の知識を学習させることで、会話AIが事実に基づいた応答を生成可能です。

2. 個性的なキャラクター作成機能
キャラクターごとに異なる言葉遣いや性格を設定することができ、ユニークな会話体験を提供します。

3. シナリオ作成機能
会話の大まかな流れを設定し、その中でAIが柔軟に会話を進行できるよう支援します。

公式アンバサダーAI「ミー」の登場

miiboの機能を活用して、公式アンバサダーAI「ミー」が開発されました。これはmiiboのサービス概要や料金プラン等を、個性的な口調でユーザーに提供するAIです。公式サイトの右下には「公式アンバサダーと話す」ボタンが設置されており、誰でも簡単に最新の会話AI技術を体験できます。

AI面接官「さくら」の導入

さらに、miiboではAI面接官「さくら」を導入し、実際に面接シナリオを体験できるデモも公開しています。このデモでは、応募者の名前確認や趣味に関する質問を行い、その後応募動機について深堀りする一連の流れを体験できます。これにより、会話AIの運用イメージをつかみやすくしています。

利用プランと選択肢

miiboは初回利用時に無料で試せる「トライアルプラン」を提供しています。様々なニーズに応じた料金プランが用意されており、例えば「ホビープラン」では月2,800円から利用開始できます。各プランの詳細は公式サイトで確認できます。

ご興味がある方は、ぜひ「miibo」で新時代の会話AIを体験してみてください。