漁業体験サービス『湊-KAMAKURA-』が新たに始動!
神奈川県が支援するベンチャー企業、株式会社PocketPortがこの度、漁業体験サービス『湊-KAMAKURA-』の本格実施を開始しました。この新サービスの立ち上げには、県が実施している「かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)」からの支援が大きく寄与しています。
県の支援プログラムとは?
県では、社会課題の解決に取り組むベンチャー企業への支援を行うため、KSAPを運営しています。このプログラムでは、資金調達や新事業の立ち上げに必要なさまざまなサポートが提供され、多くの企業がその恩恵を受けています。PocketPortも選ばれた一社として、株式会社日本政策金融公庫から330万円の資金を調達しました。
湊-KAMAKURA-とは
『湊-KAMAKURA-』は、相模湾での漁業体験を通じて、漁業者には新たな収益の機会、一般の消費者には海とのつながりを再認識してもらうことを目的としています。近年、磯焼け等による環境問題が影響し、漁師たちは厳しい収入環境に直面しています。その一方で、一般消費者は海と触れ合う機会が減り、「海が好き」と答える人も少なくなっています。これらの課題を背景に、新しい形で漁業と楽しさを融合させる取り組みが必要とされていたのです。
新サービスの詳細
1. たこつぼオーナー体験
このオンライン体験では、参加者が「たこつぼ」のオーナー権を購入し、タコ漁の準備や仕掛けに関する解説を受けつつ、実際の漁の様子をライブ配信で観察します。タコが漁獲できた場合は、そのタコが冷凍されて自宅に届けられる仕組みで、海の近くにいる感覚を楽しむことができます。
料金は1セット(5つぼ分)で11,000円(税込)です。
2. 刺し網漁体験
現地参加型の少人数制の漁業体験として、「刺し網漁」が行われます。この体験では、漁師から直接魚を獲るための技術や工夫を学びながら、網を使用した漁業を実地で体験します。参加者は腰越漁港での集合を経て、具体的な操作を学ぶことができます。
料金は1人24,750円(税込)で、対象は5歳以上です。
事業の今後の展望
株式会社PocketPortは、この新サービスをまず相模湾からスタートし、全国の漁港へのサービス展開を計画しています。漁業者にとっては新たな販路を開き、消費者にとっては親しみやすい形で漁業を体験できる機会を提供するこの試み。多くの人々に海とのつながりを再認識してもらうとともに、持続可能な漁業の発展に寄与していくことでしょう。
取材について
この新サービスに関する取材希望は、株式会社PocketPortにお問い合わせください。サポート体制も整っており、多くのメディア関係者からの関心をお待ちしております。
【株式会社PocketPort】
住所:横浜市中区相生町3-60 泰生ビル311
設立:令和4年11月28日
代表者:三宅剛平
事業内容:体験型コンテンツの開発・運営
【かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)】
社会課題解決に取り組むベンチャー企業を支援するプログラムです。