生産性向上に向けた新たな取り組み
株式会社クラウドワークスは、自社の生産性向上SaaS『クラウドログ』を利用して、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する新たなコンサルティングサービスを開始しました。本サービスは、蓄積された工数データを基に企業の業務改善を支援し、働き方を見える化することを目的としています。
サービスの背景
フリーランス業界で最大級のプラットフォームを持つクラウドワークスは、600万人の登録ワーカーと100万社の登録企業を基に、IT人材やDXコンサルティングサービスを提供しています。このような環境を背景に、累積した工数データを活かして、企業が直面する「業務改善が必要だが、具体的な方法がわからない」といった課題を解決するために本サービスを立ち上げました。
企業は、従業員の工数を蓄積し、これを分析することにより、どの業務が非効率で改善の余地があるのかを見極めることが可能になります。さらに、生産性向上コンサルタントが提案するのは、DX化やアウトソーシングによる業務改善の手法です。これにより、業務の最適化を図り、自社の成長を促進します。
成功事例の紹介
実際の導入事例として、化学メーカーのDX推進部門が挙げられます。この企業では、研究開発部門での業務量が増大し、従業員が疲弊する一方で、予算的な理由から人員を増やすことができませんでした。そのため、業務量を減らすための試みが行われましたが、業務内容や作業量が曖昧なため、優先順位を付けることが難しい状況でした。
そこで、クラウドログを導入した結果、工数データを分析すると、一部の従業員に業務が偏っていることが浮き彫りになりました。また、約70%の業務が専門性を必要としないことがわかりました。この情報をもとに、生産性向上コンサルタントは以下の改善策を提案しました:
1. 業務量を各従業員に再分配する。
2. 専門性が必要ない定型業務をフリーランスにアウトソーシングする。
3. 高コストの人的資本をより効率的に配分する。
この導入により、研究開発部門の人的資源を最適化することで生産性の向上が期待されています。
クラウドログとは
『クラウドログ』は、従業員の工数を収集し、企業の働き方を見える化するためのクラウド型SaaSです。2020年にサービスをスタートし、すでに850社以上が導入しています。そのうち、およそ3割は従業員数が300人を超える大企業が占めています。特徴的なミッションは「時間を記録し、未来を豊かにする」というもので、業務プロセスの可視化を通じて生産性の向上をサポートします。
詳しいサービス内容は、
クラウドログの公式サイトからご確認できます。
株式会社クラウドワークスについて
株式会社クラウドワークスは、フリーランス人材を中心とした人材エージェント事業や企業の生産性を高めるDXコンサルティングサービスを展開しています。インターネットサービスの運営を軸に、さまざまな業種で革新を目指した取り組みを行っており、国内の主要な企業にサービスを提供しています。特に、2014年には東証マザーズに上場し、2022年には東証グロース市場に市場再編され、注目されています。最新情報や採用情報については、
こちらのリンクからチェックすることができます。
このように、クラウドワークスの新たなDXコンサルティングサービスは、企業が持つ課題を根本から解決する手助けとなり、生産性を向上させるための強力な武器となるでしょう。