サッカーで繋がる未来
2022-10-23 17:00:01

サッカーを通じてアジアの孤児に笑顔を届けるNPOの挑戦

NPO法人「ボールひとつが繋ぐ縁」の代表、中山真吾さんは、自身の学生時代の経験を基にアジアの孤児支援に取り組んでいます。愛知県岡崎市で自動車販売業を営む中山さんがサッカーというスポーツを通じて、孤児たちの笑顔を取り戻す活動に力を入れる理由をお伝えします。

学生時代の衝撃的な体験


中山さんは学生時代に訪れたアジア諸国で、現地の人々が抱える厳しい生活環境に直面しました。用水を雨水に頼る家庭、散乱するゴミ、不衛生な環境、また片道2時間以上もかけて通う学校…これらを目の当たりにし、孤児たちが直面する現実に深くショックを受けました。特に、目の前の子どもたちが笑顔を失っている姿が心に焼き付いています。

社会人としての思い


社会人として忙しい毎日を送る中でも、中山さんの心には常にあの孤児たちの眼差しがありました。彼は「自分にできることは何か」と真剣に考え続け、ついに立ち上げたのが「ボールひとつが繋ぐ縁」です。このNPOの目指すところは、日本と世界を繋ぐ架け橋になり、孤児たちに希望と笑顔を届けることです。

サッカーから受けた恩を返す


これまでの人生を振り返り、サッカーは中山さんにとって特別な存在であったと語ります。心を癒やし、仲間とを結ぶ存在であったサッカーで得た思いを、今度は孤児たちに返したいと強く願うようになった彼は、サッカーボールを彼らに届けることを決意しました。そしてその活動は2020年に本格的に始動しました。

支援の実績と広がり


この2年間、コロナ禍にも関わらずNPOの活動は着実に進展しています。スリランカのボリミア孤児院やカンボジアのクックマ孤児院など、アジア各地の孤児院にサッカーボールを届けてきました。それに加え、現地の人々の声を直接聞くためのオンライン交流会も実施。サッカーボールだけでなく、勉強道具や自転車といった必要な物資も提供しています。

国内での活動と交流


また、日本国内においては、在住外国人との間でミニサッカー交流会を開催し、国際的な理解を深める取り組みも行っています。これによりサッカーを通じて繋がりを広げ、孤児たちに寄付したいという想いを実現しようとしています。

未来への期待


仲間たちの支援を受けながら、中山さんは愛知県を中心に活動を広げてきましたが、今後は全国各地からの支援を受けて、さらなる活動の拡大を目指しています。NPO法人「ボールひとつが繋ぐ縁」が、アジアの孤児たちにサッカーボールの力で笑顔を届けるプロジェクトは、今後も注目を集めることでしょう。

団体概要


NPO法人名:ボールひとつが繋ぐ縁
設立:2020年9月3日
本部所在地:愛知県名古屋市東区
活動内容:教育及び遊びの機会提供、物資支援
ウェブサイト: ボールひとつが繋ぐ縁
プロジェクトリンク: クラウドファンディングページ

会社情報

会社名
NPO法人ボールひとつが繋ぐ縁
住所
愛知県名古屋市東区筒井3-29-3村上ビル3S
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。