KADOKAWA情報漏洩
2024-08-05 16:53:27

株式会社KADOKAWAのランサムウェア攻撃による情報漏洩についての詳細と対策

株式会社KADOKAWAの情報漏洩の詳細



株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)が最近、ランサムウェア攻撃の被害を受け、重要な個人情報が漏洩した可能性があるとの発表を行いました。この攻撃は、同社グループが提供する「ニコニコ」サービスに関連するデータが標的となりました。これにより、関係者に多大なる迷惑をかけていることを深くお詫びしています。

攻撃の概要



6月8日、KADOKAWAのシステム内で異常が発生し、複数のサーバーへのアクセス障害が確認されました。調査の結果、同社のデータセンター内にある株式会社ドワンゴの専用ファイルサーバーがランサムウェアを含む攻撃を受けたことが判明しました。

当社は、外部の大手セキュリティ専門会社と連携し、漏洩の可能性を調査したとしています。初期の調査結果では、254,241人分の個人情報が漏洩したことを確認しました。その中には、取引先やクリエイターの氏名や生年月日、住所、電話番号、メールアドレスに加えて、いくつかの学校の在校生や卒業生、さらには従業員の情報なども含まれています。

漏洩した情報の種類



漏洩が確認された個人情報には、以下が含まれています。
  • - 社外からの情報
- ドワンゴ関連の取引先やクリエイターの個人情報
- 学校法人角川ドワンゴ学園の在校生・卒業生・保護者の情報
  • - 社内からの情報
- ドワンゴの全従業員に関する個人情報
- 関係会社の従業員情報

ただし、ニコニコサービスの顧客クレジットカード情報については、当社がデータを保有していないため、情報漏洩は発生していないとされています。

対応策と影響



KADOKAWAは、漏洩が発生した際に、すでに個別にお詫びと通知を行う準備を進めていると述べています。加えて、野次馬や悪意のある情報拡散行為に対しては、法的措置を講じる方針です。具体的には、SNSや匿名掲示板などでの情報削除要請や、悪質な発信者への訴訟を検討しています。

また、同社の業績への影響についてはまだ精査中ですが、必要に応じて速やかに公表するとしています。

再発防止策



KADOKAWAは、攻撃の根本原因がフィッシングなどの手法によるものであると考えており、侵入されたアカウント情報を利用してランサムウェアが実行されたと推測しています。このため、今後は社外のセキュリティ専門会社と連携し、さらなるセキュリティ強化策を講じるとしています。

また、匿名掲示板やSNS上での悪質な情報拡散行為に対抗するため、法的手段を強化していく予定です。これにより、関係者のプライバシーや権利を保護しつつ、迅速な対応を進めていく考えです。

情報漏洩への注意喚起



最後に、漏洩した個人情報の不正利用に対して警戒を呼びかけています。特に、フィッシングメールや迷惑メールが増加することが予想されるため、不審な連絡には十分な注意をしてほしいとしています。KADOKAWAは、関連するすべての皆様に心からお詫びの言葉を述べ、今後の情報セキュリティの強化に全力を尽くすことを約束しています。


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会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
住所
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号

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