低圧蓄電所向け事業性シミュレーションの新機能が登場
最近、株式会社Sassorが提供する蓄電池収支シミュレーションサービス「ENESシミュレーター」に、低圧系統用蓄電所に特化した新機能が追加されました。この機能は、複数の低圧蓄電所をまとめたリソース群の事業性試算を行うことが可能で、事業者にとって非常に有用なツールとなります。
ENESシミュレーターの新機能の特徴
この新機能は、JEPX(日本卸電力取引所)でのアービトラージ、需給調整市場、容量市場を組み合わせた収益の予測を行うことができます。具体的には、
1.
CAPEX(設備投資) と
OPEX(運用費用) の算出が可能。
2. 投資回収期間、IRR(内部収益率)、NPV(正味現在価値)を一体で試算できるため、投資の有効性を事前に確認することができます。
また、リソース群全体として市場参加を検討する際に、1地点あたりの出力や拠点数、アグリゲーター費用、通信費、保守費などのパラメータを調整することができ、その影響を簡単に把握することができるのです。これによって、事業者様は小容量の低圧蓄電所を複数拠点で開発・保有する際の戦略をより効果的に練ることができるでしょう。
開発の背景とニーズ
近年、低圧系統用蓄電所は高圧系や特別高圧系統用の蓄電池と比べ、土地活用が容易であり、分散開発に適していますが、1地点あたりの出力が小さく、単独での収益性が不明瞭な状態が続いていました。そのため、複数拠点を束ねた場合の市場評価はますます重要になっています。
Sassorは、2026年5月に低圧系統用の蓄電所を束ねるアグリゲーションサービスを立ち上げ、今回のシミュレーション機能を開発しました。これにより、事業者様は提案する際にも、顧客や投資家、金融機関向けに、信頼性の高い概算収支を提示できるようになります。
特徴的な機能概要
ENESシミュレーターは以下の特性を持ちます:
1.
事業規模の一括試算: 各拠点のスペックを入力することで、全体の収益性や投資判断が一目でわかる。
2.
市場比較機能: JEPXアービトラージや需給調整市場の組み合わせによる多様な試算が可能。
3.
経済指標計算: 売上だけでなく、運用コストを反映した営業利益を計算。
4.
感度分析機能: 蓄電池の容量や出力、拠点数を変更し、収益性の変化を観察できる。
5.
資金調達向け資料作成: 概算収支を資料化し、提案や資金調達に活用できる。
このように、ENESシミュレーターの機能によって、低圧蓄電所市場への参加を希望する事業者は十分な事業計画を立てることが可能になりました。
今後の展望
Sassorは、今後もENESシミュレーターの機能を進化させ、低圧蓄電所リソース群の事業性評価をより強化する方針です。その一環として、太陽光発電を併設した低圧蓄電所や、複数のオーナーによる分散保有、異なるEMSやPCS構成の案件にも対応を拡大する予定です。
このようにして、Sassorは分散型エネルギーリソースの最適活用を実現して、持続可能なエネルギー社会の構築に貢献する活動を続けていくでしょう。
株式会社Sassorの情報
株式会社Sassorは、2010年の設立以来、AIを用いたエネルギーリソースの最適な管理技術を基にしたサービスを展開しています。技術の持つ潜在能力を引き出し、エネルギー市場における新たな価値創出を目指しています。公式サイトを通じて最新情報を発信しているので、ぜひご覧ください。
公式サイトをチェックし、新たなシミュレーター機能を体験してみてください!