新たな相談プラットフォーム「FINOBA」の登場
2024年10月、会計や税務、ファイナンス、サステナビリティに特化した相談プラットフォーム「FINOBA」が正式にリリースされます。このサービスは、特にニッチな問題を抱える企業にとって、大きな助けとなることでしょう。
「FINOBA」は、エンタープライズ企業が直面する複雑な課題に対して、経験豊富なエキスパートに一時間単位で相談できるシステムです。一般的な企業内だけでは解決が難しい問題に対して、迅速にアプローチすることができ、従来の調整作業を大幅に短縮します。
FINOBAがもたらすメリット
「FINOBA」の魅力は、その利用方法に多岐にわたる特徴を持つ点です。まず、エキスパートは公認会計士や税理士などの資格を持ったプロフェッショナルだけでなく、企業の経理部門での実務経験者や、M&A、サステナビリティに精通した専門家が揃っています。これにより、企業が直面する多様な課題に対し、最新の事例を交えたアドバイスを受けられます。
このプラットフォームの特徴である「スポット相談」では、例えばクロスボーダー取引の相談、法人税対応、M&Aに関する問題点など、少し複雑な課題も1時間から相談することが可能です。これにより、必要なスキルを持つエキスパートと直接つながり、解決策を見出せる大きな利点があります。
多様なユースケース
「FINOBA」は幅広いユースケースに対応しています。会計基準の解釈や新規事業の財務モデリング、海外子会社の税務リスクの洗い出し、さらにはサステナビリティ基準の対応策に至るまで、様々な分野で活用できます。このように、社内だけでは解決しきれない業務も、外部の専門知識を活用することで効果的に対処できるのです。
複雑な課題への対処
業務の中で見られる高度な課題、例えば国内外の規制対応や企業再編に関する論点、複雑な税務の検討などにも応じられます。エキスパートの知見を活用することで、情報の抜け漏れを防ぎ、深い検討を行うことができるのです。
知識の共有とネットワーキング
FINOBAでは、エキスパート同士の知識共有が行われており、例えば他との成功事例や失敗事例の直接ヒアリングが可能です。そのため、他社の事例を参考にしながら、自社に適したアプローチを考えることができる点が大きなポイントです。また、エキスパート間での共同相談により、柔軟な問題解決が実現できます。
今後の進展と機能向上
今後は、生成AIベースのQA機能や業務依頼機能、エキスパートとのレコメンデーションエンジンなど、さらなる機能追加が予定されています。これにより、より高度な相談内容に集中することができ、ユーザーにとって価値あるプラットフォームとなることが期待されます。
利用方法と登録の手順
エンタープライズ企業は、特定の課題に関する相談を直接行ったり、運営側に最適なエキスパートをアレンジしてもらえます。また、エキスパートとして登録することで、このプラットフォームを通じて需要に応じた業務を受けることができます。登録は簡単で、履歴書や経歴資料を提供するだけで、運営側が手続きを代行します。
FINOBAは、業界の最前線で求められる専門的な知識を手軽に得られる貴重なプラットフォームです。エンタープライズ企業の困難な課題解決に貢献することで、今後のビジネスに新たな広がりを見せることでしょう。