名古屋市とエムスリーが健康経営推進で提携し新たな試みを展開

名古屋市とエムスリー、健康経営支援の新たな一歩を踏み出す

エムスリー株式会社（本社：東京都港区）は、2025年2月13日、名古屋市との間で「なごや健康経営応援パートナーシップ」を締結したことを発表しました。この提携により、エムスリーは名古屋市内の中小企業を対象に、健康経営の推進を支援することが目的です。

健康経営とは？

「健康経営」とは、企業が従業員の健康を経営戦略の一部として捉える考え方です。健康な従業員が生産性を高め、企業の成長につながるという観点から、多くの企業がこの取り組みを進めています。名古屋市内の中小企業がこのモデルを導入しやすくするために、エムスリーの各種サービスが活用されることになります。

エムスリーの健康経営支援サービス

エムスリーでは、「EBHS Life」や「社員がすぐに受診君（β版）」、「禁煙セミナー」といったサービスを提供しています。これらは、中小企業における健康経営の実践を後押しするための手段であり、無償で提供されることが特徴です。

1. EBHS Life

「EBHS Life」は、健診結果や生活習慣データを基に個々の健康状態をスコア化し、相対的な余命を予測するサービスです。この新たなアプローチにより、従業員は自分の健康状態を客観的に把握でき、その結果をもとに健康意識を高めることが期待されます。企業には、従業員のスコアをもとにした分析レポートが提供され、健康経営推進のための具体的なプランが示されます。

2. 社員がすぐに受診君（β版）

このシステムは、健康診断の結果を受けて、スムーズに精密検査を受けられるよう支援します。受診のプロセスを簡素化し、従業員が自分の健康に対する理解を深める助けとなります。

3. 禁煙セミナー

禁煙したい従業員を支援するためのべシミナーが用意されており、禁煙に関する知識を共有し、喫煙率の低下を目指します。従業員の健康を促進するためのこのような取り組みが、全体的な職場環境の改善に繋がることが期待されます。

健康経営支援プロジェクトとホワイト・ジャック・プロジェクト

名古屋市の「なごや健康経営支援プロジェクト」は、選定されたパートナー企業が提供する健康経営応援メニューを通じて、中小企業の健康経営を支援します。このプロジェクトに沿って、エムスリーは「ホワイト・ジャック・プロジェクト」も推進しています。このプロジェクトの主な目的は、病気の予防であり、健康を維持するための指導や支援を行います。

まとめ

名古屋市とエムスリーの提携は、地域の中小企業が健康経営を推進するための新しい取り組みです。今後、企業とエムスリーが連携し、健康で働きやすい職場づくりを進めることで、企業の成長とともに地域全体の健康向上が期待されます。日本全体の健康経営が進展する中で、名古屋市におけるこのパートナーシップの行動が、その一端を担うことでしょう。