福岡大学がカーボンニュートラル社会の実現に貢献
福岡大学は、地球温暖化という深刻な環境問題に取り組むため、2022年4月に「福岡大学カーボンニュートラル推進拠点」を設立しました。この拠点は、日本が2030年までに目指す2050年のカーボンニュートラル社会の実現に寄与することを目的としています。教育、研究、地域連携の取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指しており、先日、10月9日には福大メディカルホールで「第5回福岡大学カーボンニュートラル推進拠点シンポジウム」が開催されました。
シンポジウムの目的と内容
このシンポジウムは、福岡大学におけるカーボンニュートラルの推進活動とその成果を社会に広めることを目的としています。特に、学生や地域社会との協力を促進し、脱炭素社会を実現するための新しい視点を提供する機会を設けています。今年度のテーマは「脱炭素社会の実現に向けた高大連携教育の展開」であり、高校生や大学生、研究者がそれぞれの活動成果を発表しました。
当日は、福岡大学のカーボンニュートラル推進拠点の実務責任者である山辺純一郎教授(工学部)が、大学の取り組みについて語ったほか、赤木富士雄助教(工学部)が必要な人材育成についても触れました。さらに、森田泰暢教授(商学部)は、一般市民が主体的に研究へ参加し、社会課題の解決に向けた「シチズンサイエンス」の観点から、カーボンニュートラルの推進の可能性について紹介しました。
学生による実践報告
シンポジウムでは、総合系列科目「福岡大学で考える現代社会」を受講した学生が、高大連携の活動について実践報告を行い、海洋環境問題をテーマにしたワークショップの成果も発表されました。また、柏陵高等学校、福岡講倫館高等学校、福岡舞鶴高等学校の生徒も、それぞれの学校での環境保全や地域貢献活動について紹介しました。これにより、若い世代が脱炭素社会の実現に向けて能動的に行動する意義を深く理解する機会が生まれました。
環境問題を土の視点から考える
また、講演では福島国際研究教育機構の藤井一至氏が「土から考える地球環境と私たちの持続性」というタイトルで講演を行い、「土壌が食料生産や生態系を支える基盤であること」や、「持続可能な社会の実現に向けて土壌資源を適切に保全・活用する重要性」について説明しました。この講演を通じて、参加者は環境問題について身近な視点から考えることができました。
このシンポジウムは、福岡大学のカーボンニュートラル推進の取り組みを広く知ってもらうだけでなく、若者たちが主体的に環境問題に向き合うきっかけとなる重要なイベントとなりました。
【関連リンク】
福岡大学カーボンニュートラル推進拠点ウェブサイト