広島市でユニークな映画体験が待っています。社会派コメディサスペンス映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』が、2025年8月1日から7日まで広島サロンシネマで特別上映されます。さらに、上映後には地元出身の俳優・東ちづると松本裕見子がアフタートークを行います。このイベントでは手話通訳も用意されており、多くの人に楽しんでいただける配慮がされています。
映画『まぜこぜ一座殺人事件』は、様々な特性を持つパフォーマーたちが集結し、笑いと感動を提供する作品です。義足や車椅子ユーザー、全盲、ダウン症、ろう者、トランスジェンダーなど、多様性を持つキャストが一堂に揃い、マイノリティの視点から社会の問題をユーモアを交えながら描き出します。本作は、東ちづるが主演を務め、制作は彼女の一般社団法人「Get in touch」が主導しています。
本作は、殺人事件を軸に、パフォーマーたちが自身の本音や疑問、怒りをストレートに表現します。美しい言葉や忖度は必要ない、というメッセージが作品全体に貫かれています。脚本を手掛けたドラァグクイーンのエスムラルダは、独自の視点や感じ方を映画という形で表現し、監督の齊藤雄基は自身初の長編映画としてこのプロジェクトに挑戦しています。
上映中の映画は、1600円(税込)で、パンフレットが付属しています。必要に応じて視覚障害者のためにデジタルパンフレットも提供され、障害者手帳などの提示なしで観覧できる制度も整えられています。アフタートークでは、東ちづるが映画制作を通じての経験や思いを語ります。また、様々な特性をもつ人々がどのように自由な表現を実現しているのかについても触れられることでしょう。
本作のエンディング曲「Get in touch!」は、豪華声優陣が参加し、力強いメッセージを届けています。公式YouTubeチャンネルではすでに多くの再生数を記録しており、映画同様に多くの人に感動を与えています。
映画の公式サイトや予告編も公開されており、観たい人々はぜひチェックしてみてください。広島での上映は、地域の活性化だけでなく、多様性と包摂をテーマにした作品を通して新たな対話を生む大きな機会となるでしょう。映画を観た後は、アフタートークで直接触れ合える貴重な時間を楽しみながら、広島の地元愛を感じることができます。様々な思いを語り合い、共に笑い合うことで、この映画が持つメッセージを広めていくことができるのです。
ぜひ、広島サロンシネマに足を運び、心温まる映画体験とアフタートークを楽しんでください。