神奈川の鈴廣かまぼこ、「農林水産大臣賞」受賞の背景と魅力
神奈川県小田原市に位置する鈴廣かまぼこ株式会社が、「第35回全国水産加工品総合品質審査会」において、同社自慢の「超特選蒲鉾 古今」で最高賞である「農林水産大臣賞」を受賞しました。これは、国内の水産加工品において優秀な品質を持つ製品を表彰する重要なイベントで、全国からの777品の中から選ばれた5品の中に数えられたことになります。
伝統を紡ぐ「超特選蒲鉾 古今」
「超特選蒲鉾 古今」は、小田原かまぼこの伝統的な特性を集約した板かまぼこであり、最高級の原料魚でもあるグチと希少なオキギスが絶妙に組み合わされています。それにより、かまぼこの表面は絹のような光沢を持ち、食感はソフトでありながらも弾力のある独特な風味を生み出しています。職人の手による丁寧な製造過程は、この製品の最大の魅力の一つです。
今の時代、自動生産が主流となる中で、手づくりの板かまぼこにこだわる企業は非常に少なく、その努力は評価されています。鈴廣かまぼこでは、伝統技術の維持と発展に力を注ぎ、「超特選蒲鉾 古今」の品質向上を日々追求する姿勢に多くの人々が共感を寄せています。
国家資格を持つ職人の技
「超特選蒲鉾 古今」は、新鮮な魚から一つ一つ丁寧に作られています。魚の状態が個体ごとに異なるため、化学調味料や保存料に頼らず、高い品質を保つためには熟練した職人技が必要です。職人たちは、0.1℃の温度調整や0.1%の水分調整といった微細な調整に細心の注意を払い、食材の特性を最大限に引き出しています。
手間ひまかけた製造過程の重要性
かまぼこ職人は、一本一本手作業で、すり身を板に付けていきます。これにより、特有の「しなやかでありながらプリっとした弾力」が生まれ、かまぼこの魅力を引き立てています。また、引き起こし、中掛け、上掛けの3つの工程を経て、食感と風味が完成していきます。その結果、非常に豊かな旨味と甘味が感じられるかまぼこが生まれます。
今後の展望
鈴廣かまぼこでは、「超特選蒲鉾 古今」の品質保持と伝統技術の継承を使命として掲げています。これからも技術を磨き続け、魅力あふれる製品を世に送り出すことを目指していくでしょう。今回は「農林水産大臣賞」という名誉ある賞を手にしましたが、鈴廣かまぼこは高品質な製品を届けるための努力を惜しみません。
まとめ
「超特選蒲鉾 古今」は、職人の手によって生み出される最高級の蒲鉾であり、その受賞は技術と情熱の結晶です。ぜひ一度、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか。鈴廣のカマボコの味わいは、一口ごとに深い満足感をもたらしてくれることでしょう。