世界初!ASC認証取得の釜石サクラマスがイオンで販売開始!
イオンリテールは7月5日より、「イオン」「イオンスタイル」など約350店舗で、海面養殖として世界で初めてASC認証を取得した「岩手県産釜石サクラマス」の販売を開始しました。
近年、岩手県釜石湾での定置網漁業による漁獲量が大幅に減少していることから、釜石市では養殖生産に力を入れています。このサクラマスは、2024年4月に稚魚から成魚まで全て岩手県で育てた完全養殖で、海面養殖としては世界で初めてASC認証を取得しました。
イオンリテールは、水産資源を守る取り組みへの賛同と、生産者を応援する思いから、このサクラマスの販売を決めたとのことです。
釜石サクラマスの魅力
釜石サクラマスは、日本固有種のサクラマスを、世界基準のサステナブルシーフードとして、世界に発信していく取り組みの一環として誕生しました。
サクラマスは、ヤマメが降海したものを指し、さくらが開花する3月から6月に遡上することから、その名が付けられました。海外では養殖されておらず、脂がのっているのにあっさりとした味が特徴です。
しかし、サクラマスは漁獲量が減少し、国内の養殖においても生産が難しいことから、希少性が高い魚として知られています。釜石市では、安定した生産ができるよう、海面養殖に積極的に取り組んでいます。
ASC認証取得の意義
ASC認証は、水産養殖の環境負荷や社会への影響を評価する国際的な認証制度です。ASC認証を取得することで、サクラマスが持続可能で環境に配慮した方法で養殖されていることを証明し、消費者に安心安全な水産物を提供することが可能になります。
釜石サクラマスの養殖について
釜石サクラマスの養殖は、海面と陸上の施設を組み合わせた、独自のシステムで行われています。
まず、海面で養殖したサクラマスを、孵化場を完備した陸上の養殖施設に移し、採卵、交配、孵化、中間育成を行います。その後、再び海面に戻して養殖することで、より大きくなるサーモンの生産を目指しています。
海面の養殖場は、親潮と黒潮が交わり合う資源豊かな漁場となっており、サクラマスにとって最適な環境と言えるでしょう。
釜石サクラマスの楽しみ方
サクラマスは、身に含まれる脂の量が多く、旨みが詰まっており、身も非常に柔らかい魚です。
ステーキにしたり、ムニエルにして食べるのがおすすめです。また、新鮮なサクラマスを使った刺身も絶品で、その旨みを存分に味わえます。
釜石サクラマスを食べて、持続可能な漁業を応援しよう!
イオンリテールは、今後も地域と連携し、持続可能な調達を推進することで、限りある水産資源を守り、伝統的な魚食文化を次世代へつないでいくことを目指しています。
世界で初めてASC認証を取得した釜石サクラマスを、ぜひ味わってみてください。