アシックスが提案する「Everyday Escape」
アシックスがこのたび「世界メンタルヘルスデー」に際し、「Everyday Escape(エブリデイエスケープ)」の提案を行いました。これは、遠くへ旅行に行く必要はなく、15分ほど簡単に体を動かすだけで、誰でも心と身体の健康を手に入れられるというメッセージです。
日本社会はストレスが蔓延しており、2024年度の厚生労働白書では心身の健康における大きなリスクとして「ストレス」が挙げられ、その割合は20年間で3倍に増加しています。特に若い世代では、心の不調がより身近な問題とされており、対策が求められる現状があります。
アシックスは、心身の調和を取り戻すために、女優兼作家のナターシャ・ロスウェル氏を「Everyday Escape Concierge」として迎え、日常生活における小さな運動を取り入れるインスピレーションを提供しています。ロスウェル氏は、日々のルーチンの中で簡単にできる運動を通じて、心地よい心身の状態を手に入れる手助けを行います。
最近の調査によれば、ウェルネス旅行は多くの人々にとって人気の選択肢となっています。2025年のトラベロカの調査によると、日本では旅行者の52%が心身の健康を意識してウェルネス体験を求めているとのことです。しかし、同時に現実的な課題も浮かび上がりました。アシックスの調査によると、最近ウェルネス旅行を経験した日本人は、一回の旅行に対し、平均1,912kmも移動し、約150,524円を費やしていることが分かりました。さらに、約66%が「ウェルネスリトリートは期待を満たさなかった」と答え、70%はその効果が短期間で消えてしまったと報告しています。
これに対抗する形で、アシックスは短時間の運動がメンタルヘルスに与えるポジティブな影響を示す研究を発表しました。たった15分の運動が心の健康に良い影響を与えることが明らかになり、総合的な精神状態が21%も改善されたとの結果が確認されました。このトライアルは、運動とメンタルヘルス研究の専門家であるブレンドン・スタッブス博士の監修により実施されました。
特にロスウェル氏も強調しているのは、運動が高額な旅行に依存しなくても、日常の中で簡単に取り入れられる方法としての重要性です。外を歩くことや、自宅の中でストレッチや軽いダンスを行うことで、メンタルをリフレッシュすることが可能です。ウェルネスは贅沢品ではなく、全ての人々に手の届くものであるべきです。
また、スタッブス博士は、15分の運動が長期的な健全性と幸福感に寄与することを指摘し、未来のウェルネスリトリートよりも自ら身体を動かすことを選ぶ人が多くなると考察しています。
アシックスは、「健全な身体に健全な精神があれかし(Anima Sana In Corpore Sano)」という理念で、人々が生涯にわたり運動を楽しむ社会の実現を目指しています。特に「Sound Mind, Sound Body(サウンドマインドサウンドボディ)」というスローガンには、日常的に運動を取り入れ、心身の健康を維持するための願いが込められています。世界メンタルヘルスデーをきっかけに、多くの人々が「Everyday Escape」に参加し、豊かな生活を実現することを期待しています。
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