地域の絆を詩で深めるプロジェクトの開始
一般社団法人ライトハイク協会は、2024年10月29日から12月25日まで、クラウドファンディングを実施します。本プロジェクトは「地域の子どもと高齢者を詩で結ぶ」をテーマに、今治から発信される新しい詩型「ライトハイク」を通じて、多世代の対話を促すことを目指しています。
ライトハイクとは?
「ライトハイク」という詩型は、特定の音数や季語にとらわれず、自由なスタイルで詩を表現することが特徴です。この詩型は、二行が同じ文字数である必要があり、そのシンプルなルールで誰でも気軽に挑戦できるのが魅力です。詩を通じて言葉の遊びを楽しむことで、参加者は詩の世界に自然と引き込まれます。
また、ライトハイクは従来の短詩と同時に楽しむものであり、新たな余興として言葉の力を再発見する機会となります。
教育の一環としてのライトハイク教室
一般社団法人ライトハイク協会は、令和6年度に日本財団からの助成を受けて、都内の小中高校を対象に「ライトハイク教室」を開催します。授業では、参加生徒が上の句をお題として受け取り、それに対する自由な下の句を考えることで、クリエイティブな文学的感性を育むことが目的です。
これまでに、著名な俳人やタレントを講師に迎え、実際の教育現場で実践的な詩の授業を重ねてきました。
高齢者への思いやり
このプロジェクトの独自性は、子どもたちに詩を教える「ポエトリーティーチャー」を地元の高齢者に担ってもらう点です。経験豊富な高齢者が詩の指導を行うことで、世代間のコミュニケーションが生まれ、楽しい交流の場が創出されます。さらに、このプロジェクトは高齢者の認知症予防にも寄与する可能性があります。
「ポエトリータオル」の誕生
クラウドファンディングのリターンとして登場する「ポエトリータオル」は、愛媛県今治市を起源とし、今治タオルの高い品質で知られています。このタオルには、自作の詩や好みの詩を刺繍やプリントできる特徴があり、日常の中で詩を楽しむ環境を提供します。この「タオル」と「詩」の融合は、文化的価値を新たに提示します。
応援メッセージ
ライトハイク協会の理事である林家たい平氏は、「もっと多くの人にライトハイクを知ってもらいたい」と語り、対話の中から得られる楽しさを共有したいとしています。また俳人の長谷川櫂氏も、「現代の付け句としてのライトハイクが、過去の詩の流れを受け継いでいくことを期待している」と述べています。
さらに、今治市の市長である徳永繁樹氏も、「ポエトリータオルのデビューをお祝いし、文化と生活を結びつける素晴らしい試み」と評価し、このプロジェクトが地域文化の発展につながることを願っています。
最後に
このプロジェクトへのご支援が、地域の子どもたちと高齢者を詩で結ぶ架け橋となりますように。詩の楽しさを広め、文化的な交流が生まれることに期待が寄せられています。皆さまの温かいご協力をお待ちしております。