株式会社WHEREが発表した新サービス
屋内位置情報測位ソリューションを手掛ける株式会社WHEREは、スマートオフィスソリューション「EXOffice」の新機能として、「予約ラベルサービス」の提供を開始しました。このサービスは、オフィス内の会議室や座席の予約情報を電子棚札にリアルタイムで反映・表示し、オフィス運用の効率化を図ります。これにより、会議室やブースの運用が一層スムーズになることでしょう。
新サービス導入の背景
近年、ハイブリッドワークの普及が進む中で、社員の出社日が異なることからコミュニケーションが非同期化し、会議室利用に関するルールが形骸化しやすくなっています。このような状況下では、例えば「少しの延長なら大丈夫だろう」といった不透明な判断が生じ、次の予約者とのトラブルや無断利用につながるケースも増えてきました。こうした問題 の根本には、予約情報をその場で可視化し、現実を明確に示すインフラが不足しているという事実があります。
そこで株式会社WHEREは、会議室の予約情報を即座に確認できる「予約ラベルサービス」を開発しました。このサービスは、ユーザーから寄せられた「その場で利用可否を一目で判断したい」「会議室の無断利用を防ぎたい」という声に応える形で実現されました。
予約ラベルサービスの特徴
予約ラベルサービスは、EXOfficeの予約情報を基に電子棚札の表示内容をリアルタイムで更新します。予約の状態を「空き」「予約済み」「利用中」の3種類で表示し、誰もがその状況を直感的に把握できるデザインです。また、電池駆動式のため電源工事が不要であり、設置場所を選ばずに柔軟に導入可能である点も大きな魅力です。加えて、EXOfficeの既存データをそのまま活用できるため、新たなデータ入力の手間も省けます。
使い方と展開サイズ
このサービスは、予約状態を色や表示で分かりやすく示し、3種類の状態を表示します。また、用途に応じて5種類のサイズが展開されるため、会議室だけでなくロッカーや物品の予約など、多様なニーズに応じて利用できます。さらに、電池駆動式ゆえに電源確保が難しい場所でも手軽に設置でき、特に省スペースのブース席でも活用可能です。
この新サービスはEXOfficeの予約ラベルオプションを利用するお客様が対象であり、座席・会議室予約情報の表示にはEXOfficeの予約オプションが必要です。料金や詳細についてはEXOfficeの販売店や株式会社WHEREへ問い合わせが必要です。
今後の展望
「予約ラベルサービス」の提供を通じて、EXOfficeはより快適で公平なオフィス運用を支援し続けます。今後も機能の拡張や改善を続け、オフィス環境のさらなる向上に寄与していく計画です。
会社情報
株式会社WHEREは、公式のEXBeaconプラットフォームを基盤に、さまざまなシーンでデジタルツインの実現を目指し、独自の技術を駆使したソリューションサービスを展開しています。本社は東京都港区に位置し、2013年に設立されました。同社は顧客の課題解決に向け、さらなるサービスの充実を図っています。
コーポレートサイト・関連リンク
今後も「スマートビルディングインテグレーター」として、顧客のニーズに応じたサービス提供を推進していく方針です。