シリコンバレー発の革新:MODEの新機能「BizStack」
シリコンバレーに本拠を置くスタートアップ、MODE, Inc.がその提供するデータ統合ソリューション「BizStack」に新たに3つの機能を追加しました。これにより、企業全体でのデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに加速させることを目指しています。具体的には、数式演算機能(Data Calculation)、シングルサインオン(SSO)、CSVインポート機能の3つです。
BizStackの概要と目的
「BizStack」は、リアルタイムで発生するデータや既存の業務システムの情報を一元的に統合し、ユーザーが直感的に操作できるように設計されています。特に、建設や製造、物流などの現場で発生する多様なデータを収集・分析することができ、業務効率化や安全性の向上を図ることを実現しています。これにより、企業はデータをただ蓄積するだけでなく、実際の業務に即活かすことができるのです。
追加された新機能の詳細
1. Data Calculation:データを意味ある情報に変換
新たに追加された「Data Calculation」機能は、リアルタイムで得られるセンサーデータを用いて、即座に数式演算を行うことができます。たとえば、摂氏から華氏への温度変換や、電力消費量の算出など、企業のニーズに応じた計算が可能になります。この機能により、現場で取得したデータを即座に有意義な情報に変換し、AIアシスタントが自然言語で報告を行うことができます。
2. SSO(シングルサインオン):セキュリティを強化
SSO機能の導入により、大企業のセキュリティニーズに対応が可能になりました。Microsoft EntraやGoogle Workspaceなどのアイデンティティプロバイダー(IdP)を利用し、パスワードによるログインを制限し、SSOのみのアクセスが許可されます。この変更により、セキュリティ要件を満たすだけでなく、アカウント管理の属人化を防ぎ、柔軟な設定が可能になります。
3. CSV Import:データの一括インポートが容易に
新機能の「CSV Import」は、過去の時系列データを一括でアップロードする機能です。ユーザーはUI上でファイルを選択し、対象エンティティを指定するだけで、データ処理が自動的に行われます。この機能により、新規導入時のデータ移行や他システムとの統合が効率的に行えるようになります。
現場から全社規模のデータ活用へ
今回の新機能の共通テーマは、「現場でのデータ活用を全社規模での業務改善へ広げること」です。セキュリティ、高度なデータ変換、導入労力の軽減など、あらゆる面で大企業の要件に応える進化を続けるBizStack。今後もMODEは、現場からのデータ活用の拡張を力強く支援することを約束しています。
会社概要
MODE, Inc.は、現場のリアルタイムデータの統合支援を行う企業で、DXを進めるための多くの企業のパートナーとして機能しています。今後もますます注目されるであろうBizStackの進化に期待が寄せられます。