劔のMCP対応版リリース
2025-05-23 11:36:59

ノーチラス・テクノロジーズがOSS版RDB「劔」のMCP対応版を発表

ノーチラス・テクノロジーズが「劔」MCP対応版をリリース



株式会社ノーチラス・テクノロジーズは、リレーショナルデータベース「劔(Tsurugi)」の新たなバージョンを発表しました。この新たなバージョンは、MCP(Model Context Protocol)に対応し、OSS(オープンソースソフトウェア)としてリリースされます。これにより、ユーザーはAIを介して自然言語でデータベースを操作できるようになります。

「劔」とは?



「劔」は、NEDOが推進する高効率・高速処理を可能にするAIチップ開発の一環として開発された、超低遅延・ハイスループットを実現するリレーショナルデータベースです。メニーコアや大容量メモリのハードウェア環境で、その性能を最大限に引き出します。これにMCP機能が搭載され、ユーザーは特定のアプリケーションを介さずに、直接自由な言葉でデータを扱うことができるのです。

自然言語での操作例



具体的な操作例として、ユーザーが「今から、この設備のチェック作業を開始しますね」と入力すると、Tsurugiは「該当設備のチェック作業を開始します。設備IDと担当者名を教えていただけますか?」と応答します。このように、特別なアプリケーションなしで、ユーザーとTsurugiが直接対話する形式でデータを操作できます。

実用的なユースケース



1. リアルタイムデータの参照
「劔」はロックフリーの設計で、リアルタイムのデータ処理に強みがあります。ユーザーは、常に更新されているデータを自然言語で問い合わせることができるのです。

2. データ処理の依頼
ユーザーが口頭でデータ処理の指示を出すと、AIがそれをSQLに変換し、Tsurugiが実行。その結果を指定されたアプリケーションに出力することも可能です。

3. バッチ処理の実行
ミッション中に口頭でバッチ処理を依頼しても、データベースの性能を損なうことなく即座に処理を開始できます。

このように、『劔』とMCP機能により、あらゆる業務での利用が期待されています。ユーザーはただ自然言語でTsurugiに命令するだけで、複雑な操作を省略できます。

セキュリティを考慮したローカルLLMの利用



Tsurugiでは、セキュリティの観点からローカルLLMの利用をサポートしています。これにより、データをクラウドに晒すことなく安全に自然言語インターフェースを使用できます。さらに、画像や動画の処理も可能で、リアルタイムに対応した柔軟なデータ利用が実現しています。

イベント情報



この新機能に関連するセミナーを2025年6月27日(金)に開催予定です。發布された仕組みや活用例の詳細を解説し、デモンストレーションも行う予定ですので、ぜひ参加してみてください。

開催場所: TKPガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央(東京都千代田区)
申し込みこちらからできます。

未来に向けた姿勢



今後、ノーチラス・テクノロジーズは大規模な展示会やセミナーにも参加する予定です。Interop Tokyo 2025などにも出展し、劔コミュニティの構築を目指します。詳細情報は公式サイト及びコミュニティサイトをご確認ください。

ノーチラス・テクノロジーズ コーポレートサイト
劔コミュニティサイト

お問い合わせは、営業・マーケティング部の野村まで。Eメールは連絡先からご確認ください。


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会社情報

会社名
株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
住所
東京都港区元赤坂1-5-12住友不動産元赤坂ビル7階
電話番号
03-6712-0636

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