ミナミホールディングスが自動車教習所発のスタートアップを支援！

自動車教習所の新たな可能性

ミナミホールディングス株式会社が、スタートアップ企業への投資支援を開始しました。これにより、自動車教習所が持つリソースやネットワークを活かして、新しいサービスや製品の創出を目指します。

自動車教習所は全国に1,300校存在し、毎年約160万人の卒業生を輩出しています。教習所の多くは広大な土地を持ち、無料の通学バスも完備しているため、地域のコミュニティセンターとしての役割も担っています。さらに、年間260万人もの高齢者が講習を受けており、さまざまな社会的なニーズに応える存在です。

このような背景の中、ミナミホールディングスは、自動車教習所が有するノウハウや経営資源をスタートアップと結びつけ、新しいビジネスモデルを開発するためのプロジェクトを進めています。

投資方針と対象テーマ

ミナミホールディングスが主に注力する投資領域には、教育、モビリティ、地方創生があります。これらのテーマに関連した事業やサービスの開発を目指し、特に社会的課題の解決に貢献することを目指しています。具体的には、自動車教習所の運営ノウハウを活用した新しい教育プログラムや、モビリティ関連の革新的技術に対する投資が考えられています。

提供される経営資源

ミナミホールディングスは、南福岡自動車学校の空きスペースを無料ワークスペースとして提供するほか、訪問者向けのトライアルの場やアンケート調査の実施、広大な教習コースを活用することができます。加えて、全国に1,300校ある自動車教習所とのネットワークを生かし、各地の教習所と連携したサービス展開も可能です。

海外拠点も活用し、例えばベトナムやカンボジア、ウガンダなどの市場においても新たなサービスを展開することができます。これにより、グローバルな視点でビジネスを創出する機会が広がります。

経営パートナーの紹介

このプロジェクトには、SDGsやESG投資の専門知識を有する森田正康氏が経営パートナーとして参加しています。森田氏は、教育やCSR領域における経験を活かし、スタートアップ企業との協働による新たな事業創造を後押しします。江上喜朗氏は、南福岡自動車学校から連綿と続くその歴史を持つ経営者として、業界の変革に向けた思いを込めて、このプロジェクトを推進しています。

今後、ミナミホールディングスがどのように自動車教習所のリソースとスタートアップのアイデアを融合させ、新しい価値を地域や社会にもたらすのか、目が離せません。特に、住宅や公共交通機関の整備が進む中、地域コミュニティに根付いたビジネスモデルが求められる時代に、ミナミホールディングスの取り組みは社会的意義を持つことでしょう。