渋谷区SDGsの新ビジョン
2022-03-22 11:31:11
渋谷区SDGs協会が新たに示すビジョンと未来への取り組み
渋谷区SDGs協会の新たなビジョン
渋谷区SDGs協会は、子どもたちを主役にした様々な活動を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを目指しています。このたび、協会のビジョンが一新されました。その内容は、「渋谷区でSDGsの達成に向けて人・企業・団体がつながる拠点になる」というものです。これにより、大人から子どもへ、またその逆のアクションの連鎖を生み出すことを意図しています。
新たなアプローチ:『コドモからコドモへ』
協会のキッズアンバサダーとして活動する2名の子どもたちが、新たなテーマ『コドモからコドモへ』を掲げ、仲間を増やしながら渋谷を拠点にさまざまなイベントやアクティビティを展開しています。この取り組みは、SDGsや環境問題といった複雑なテーマを、子どもたちの言葉で伝えることによって、同年代の子どもたちに思考や行動を促す効果が期待されています。
地域活動の具体例
東京都立第一商業高等学校では、協会の紹介やキッズアンバサダーによる『SDGs紙芝居』が実施され、渋谷区立富谷小学校の「富ヶ谷まつり」や代々木中学校の「シブヤ科」での活動にも参加しています。また、2019年から2021年にかけて開催された『SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA』では、キッズワークショップが大好評となりました。
協会は、宇田川クランクストリートにおいて「シブライブ」や「ポイ捨て図鑑プロジェクト」、渋谷区の「ごみゼロ大作戦」などにも後援し、環境活動を支援しています。さらに、渋谷区内の企業によるSDGs関連の取り組みを可視化したポスターを作成し、50社以上が参加するなど、ポジティブな連鎖を生み出しています。このポスターは、2020年のSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYAで最優秀賞を受賞しました。
子どもたちの意欲を育むクラウドファンディング
最近、協会の2名のキッズアンバサダーによる環境活動へのクラウドファンディングが大成功を収めました。この資金を活用し、街や海岸の清掃活動に取り組むだけでなく、海中の清掃活動も予定しています。
未来の活動の展望
今後、渋谷区SDGs協会はB.LEAGUEのサンロッカーズ渋谷と共同で「みんなで考える身近なSDGsアクションプロジェクト」を開始します。第一弾では、日本の伝統工芸「大島紬」を活用して、サンロッカーズの使用済みユニフォームをアップサイクルし、新たなオフィシャルグッズに生まれ変わらせる計画です。このプロジェクトは、地域の伝統文化を尊重し、お互いを補完し合う取り組みが期待されています。
さらに、「巨大SDGsポスター」を作成し、選手やファンのSDGsアクションを可視化することで、地域の人々の関与を深めます。これにより、渋谷区内のSDGs活動を一層盛り上げていく狙いがあります。活動を通じて、参加者一人ひとりが自分の意見を表現できる場を提供することが重要視されています。
サスティナブルマルシェの開催
4月に開催される『サスティナブルマルシェ』では、環境に配慮した企業や団体と一緒に、地球に優しい商品やサービスを紹介します。子どもから大人まで楽しめるこのイベントに、ぜひお立ち寄りください。マルシェは、地域のSDGsに関心を持つ皆様の交流の場となり、気づきを得るきっかけとして機能することを目指しています。
結論
渋谷区SDGs協会は、子どもたち主導の活動を通じて持続可能な社会を築くための重要な役割を果たしています。新しいビジョンとともに、地域の人々、企業、団体が連携してSDGsの達成を目指す姿勢をより一層強化していく考えです。これからの取り組みは、将来を担う世代にとっても、重要な学びと成長の場となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人渋谷区SDGs協会
- 住所
- 東京都渋谷区宇田川町16-8渋谷センタービル3F
- 電話番号
-
03-6821-3163