ニフコが熱中症予防システムで「MCPC award 2025」奨励賞受賞

ニフコ、MCPC award 2025での快挙

株式会社ニフコは、電池レスセンサーを活用した熱中症予防対策システムで、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム（MCPC）が開催した「MCPC award 2025」にてサービス＆ソリューション部門の奨励賞を受賞しました。この受賞は、同社の技術が教育現場の安全と健康を守るために大きく寄与していることを証明しています。

MCPC awardとは

MCPC awardは、2003年に設立されたモバイルコンピューティング推進コンソーシアムによって創設されたもので、モバイル技術やIoT、5G、AIなどを駆使した新しい価値創造に取り組む企業や団体を表彰します。今年で22回目を迎えるこの賞は、多くの企業がそれぞれの技術を競い合う場となっており、選ばれることは大変名誉なことです。2015年11月26日に東京都港区の東京プリンスホテルで行われた受賞式には、数多くの関係者が集まりました。

受賞したシステムの特徴

ニフコの「熱中症予防対策システム」は、特に学校における熱中症予防を目的に開発されました。このシステムは、専用センサーを設置し、WBGT（Wet Bulb Globe Temperature）値を測定して、リアルタイムでデータを教職員が確認できるようになっています。これにより、現場に出向く必要がなくなり、測定のばらつきを抑えることが可能です。

さらに、電池レスのセンサーを使用しているため、煩雑な工事が必要なく、手軽に導入できる点が大きな特長です。このシステムはすでに横須賀市にある23の中学校と市立横須賀総合高等学校に導入されており、今後44の小学校と2つの特別支援学校にも展開予定です。

今後の展望

ニフコは今後もこのシステムを拡充し、他の自治体からも多数の問い合わせを受けている状況にあります。また、学校向けシステムで得たデータをもとに、企業向けの熱中症予防対策システムも開発中で、すでにいくつかの企業で実証実験が行われています。

ニフコの使命

株式会社ニフコは、日々の気づきと技術を融合させることで、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。今回の受賞も、その一環として位置づけられています。未来に向けた更なる挑戦に期待が高まります。ニフコの取り組みは、教育現場だけでなく、社会全体の健康向上にも寄与することでしょう。

今後も、こうしたシステムのさらなる発展と、安全な環境の提供に寄与することを目指し、ニフコは挑戦を続けていきます。