大日向小中と保護者
2025-11-25 13:11:22

保護者と共に描く未来の教育:大日向小中が法人設立

新たな形の学校運営



長野県南佐久郡に位置する大日向小学校・中学校が、保護者たちの有志によって一般社団法人『もらいパートナーズ』を設立しました。この法人設立の背景には、地域との強いつながりや、保護者、児童、生徒、教職員の協力による新しい学校運営のモデルが形成されたことがあります。

イエナプランとは



大日向小学校・中学校は、日本初のイエナプランスクールと認定されています。この教育スタイルは、ドイツに発祥しオランダで発展した理念で、学校を「生と学びの共同体」とし、保護者と学校がオープンに協力しながら、より良い教育環境を共に作り上げることを目指しています。生徒、保護者、教職員、理事の4者が対話を重ね、共に学校を良くするために何ができるかを考え、実行に移しています。

法人化の意義



設立された『もらいパートナーズ』は、保護者が主体となり、学校の様々な活動を支援する組織です。具体的には、放課後のアフタースクール『ひなたぼっこ』の運営や、学校の施設維持管理、地域住民のスキルを活かす人材バンク制度の運用などが計画されています。また、賛助会員を募集し、資金や知見を提供してもらうことで、コミュニケーションの場を広げることも目指しています。

保護者の積極的な関与



大日向小学校・中学校では、保護者が自主的にプロジェクトを立ち上げており、学校運営に積極的に関わっています。PTA組織などは存在しませんが、保護者は対話の場で意見を交換し、学校の課題について話し合う「学校セッション」なども開催されています。さらに、公立小学校が廃校になった校舎を再利用した学校のため、都市部から移住してきた家族が多く、地域の暮らしへのサポートも行ってきました。

『ひなたぼっこ』の活動



特に象徴的なのは、保護者によって運営されるアフタースクール『ひなたぼっこ』です。このプログラムは、子どもたちと保護者が共に過ごし、独自のアクティビティを楽しむ場として、地域の自然環境を生かした貴重な体験を提供しています。対象となる子どもたちは、放課後に自分らしい活動を選び、自由な時間を過ごすことができ、他にはない魅力を持っています。

法人設立の背景と今後の展望



保護者有志の提案で設立された法人『もらいパートナーズ』は、学校の運営に必要な資源の確保や、地域の課題解決を目指しています。これからの取り組みとして、地域との協力をさらに強化し、持続可能な教育環境を整えることが求められています。法人が運営を担うことで、より多くの保護者や地域の人たちが活躍できる場を作り、お互いの力を結集し、イノベーティブで参加型の教育を実現していくことを期待しています。

今後、大日向小学校・中学校がどのように進化していくのか、その動向に目が離せません。保護者、地域、学校が一体となることで、子どもたちの学びの場は、より豊かで温かいものとなることでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人もらいパートナーズ
住所
長野県南佐久郡佐久穂町大日向2119番地
電話番号

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