群馬高専GCON2025
2025-12-22 13:29:27

群馬工業高等専門学校が高専GCON2025で文部科学大臣賞を受賞!

高専GCON2025本選の成功



2023年12月14日、文部科学省が主催する「第4回高専GIRLS SDGs×Technology Contest」(高専GCON2025)の本選が開催されました。このコンテストは、女子学生によるチームが社会課題解決に向けた技術開発を提案する場として、多くの注目を集めています。

本選では、全国から89チームが参加し、厳選された12チームが最終的に競い合いました。その中で、群馬工業高等専門学校のチーム「群馬レベルアップ大作戦☆」が文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞。

環境問題解決に向けた独自の提案



「群馬レベルアップ大作戦☆」が提案したのは、群馬県特産の「こんにゃく」を製造する際に発生する廃棄物「飛粉(とびこ)」を利用した新素材です。この提案は環境問題への配慮が強く評価されました。

具体的には、飛粉を活用した製品開発が目指されており、地道にデータを収集した結果や改良方法の独自性、さらにわかりやすいプレゼンテーションが高く評価されました。学生たちの熱意と実践的な検証が大きな要因となり、最優秀賞の栄誉を勝ち取りました。

受賞した他のチームの傑出した提案



群馬工業高等専門学校の快挙に続き、優秀賞には仙台高等専門学校の「杜のシカシカ」と徳山工業高等専門学校の「ひかみこちゃんねる」が選ばれました。

「杜のシカシカ」は医療系テーマ「磨き残し」を可視化するAI搭載アプリの提案を行い、完成度の高さが注目されました。一方、「ひかみこちゃんねる」は女子トイレに関連する問題を扱い、大きな社会的影響を与えることが期待される取り組みを発表しました。

日本の技術者教育の未来



高専GCONは「女性技術者・研究者が少ない現状を打破する」という趣旨のもとに始まり、今年度で4回目を迎えました。参加したすべてのチームは、SDGsやイノベーション、社会における女性の役割に対して真剣な提案を行い、会場は熱気に包まれました。

審査員も、参加チームそれぞれの特色ある提案に感心し、「社会実装への道程が意識されており、高度な技術の証明がなされている」と評しました。

参加者増加が示す高専の可能性



今回のコンテストには、全国から38の高等専門学校から89チームがエントリーし、その中から選ばれた12チームが本選に進出。出場したチームは、電気・電子情報、生物・化学、建築・建設など様々な専門分野にわたり、技術力をみせつけました。

これらの取り組みは、次世代の女性技術者を育成するための重要な基盤となり、未来の社会に貢献する技術者を育む活動の土台となります。

おわりに



高専GCON2025本選は、単なるコンテストでなく、参加者全員が持つ問題意識や社会変革への意欲を引き出す貴重な機会となりました。これを機に、さらなる女性技術者の活躍が期待されます。


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