ハタチ基金の2021年度助成金公募が始まりました
公益社団法人ハタチ基金が2021年度の助成金公募を開始しました。これは、東日本大震災で被災した地域で、子どもたちの成長と挑戦を支えるために設けられたものです。震災から10年が経過し、新たな復興のフェーズに入った今、ハタチ基金は新しい仕組みや知見を創出し、被災地の子どもたちが未来を自ら切り拓く手助けをすることを目指しています。
ハタチ基金とは?
ハタチ基金は、「東日本大震災発生時に生まれた赤ちゃんがハタチを迎えるその日まで」という理念のもと、震災直後から約20年間にわたり、被災地の子どもたちに寄り添い、支援を行ってきました。残りの活動期間である10年で、子どもたち自身が新しい社会を引き寄せ、自らの力で未来を切り拓くことを期待し、助成金を通じて大人たちとの連携を深めています。
助成内容の概要
対象事業
今回の助成金は以下の事業を対象としています:
- - 被災地における子どもたちの学力向上に関する事業
- - メンタルケアの実施
- - 生活・教育環境の改善に向けた事業
- - 健康状態を向上させるための取り組み
- - 地域社会への参画を促進する活動
- - その他、子どもの育成を通じた復興への寄与が認められる事業
助成額と期間
1団体あたりの助成上限額は1,500万円で、助成対象期間は2021年4月1日から2022年3月31日までとなっています。
募集の流れ
申請資格
申請するためには次のような基準を満たす必要があります:
- - 被災地の子どもたちを支援する活動を継続して行う体制がある団体であること
- - 一定の法人格を有し、東日本大震災の被災地内に拠点を有すること
- - 日本国内で青少年支援活動を5年以上継続している実績が求められます
申請受付期間
- - 2021年10月15日から11月14日まで(23:59必着)
- - 提出先は公益社団法人ハタチ基金事務局で、必要書類は公式サイトからダウンロード可能です。
選考プロセス
選考基準には、提案活動の内容や地域との連携、計画の実現可能性、効果性、将来性などが含まれます。選考結果は、2022年1月中旬に発表され、入金は同年2月下旬を予定しています。ハタチ基金は選考委員会によって審査を行い、理事会で正式に決定します。
まとめ
ハタチ基金の助成金を通じて、東北地域の子どもたちが持つ可能性を最大限に引き出すための取り組みが進行中です。被災地で活動する団体の皆様からの積極的な応募をお待ちしております。詳細についてはハタチ基金の公式サイトをご覧ください。特に、申請内容や必要書類に関しては明確にしておくことが大切です。被災地の未来を共に切り拓くために、多くの皆様のご参加を促します。
リンク:
ハタチ基金公式サイト