KIYOラーニング、新たな生成AI機能を発表
KIYOラーニングは、法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」に新機能を搭載することを正式に発表しました。この新しいRAG(Retrieval Augmented Generation)機能は、企業が保有するデータを活用して的確な答えを提供するものです。2024年10月からの実装を予定しており、この取り組みは業務効率の向上や専門性の強化を目的としています。
RAG機能の概要
RAG機能は、生成AIと企業の独自データを結びつけ、質の高い応答を生成するための技術です。この機能により、社内のマニュアルやよくある質問(FAQ)といった情報を基に、社員の質問に適切な回答を行うことが可能になります。しかし、初めてこの技術を導入する企業にとっては、開発や運用コスト、また情報へのアクセス権限の設定が障壁となりがちでした。このようなハードルを乗り越えるため、KIYOラーニングは使いやすいRAG機能を設計しました。
AirCourse AIナレッジにおける活用法
新たに搭載されるRAG機能は、AirCourse AIナレッジの標準機能として提供されるため、法人契約をしている企業は追加手続きなしで利用できます。この機能により、企業内の業務マニュアルや規程集を基にした回答が生成されることになります。例えば、人事部門では社内からの問合せへの対応を効率化でき、カスタマーサポートでは製品マニュアルを参考にした迅速な顧客対応が実現します。また、マーケティングチームは社内のナレッジを活用して新たなアイデア出しをサポートされるでしょう。
RAG機能の必要性と今後の展望
このRAG機能は、企業が直面する情報不足や業務の複雑化に対応するために開発されたものです。多くの企業から集まった要望を受けて、その実装が進められています。KIYOラーニングは、顧客ニーズに応えるべく、AI技術の最新情報と機能を追求し続けます。
AI博覧会でのデモンストレーション
8月29日と30日に渋谷で開催される「AI博覧会」において、KIYOラーニングはこのRAG機能の実演を行います。この展示イベントでは、新機能を通じてビジネスの現場での具体的な活用方法を提案し、最新技術を体験できる良い機会となります。参加者は、AI技術が如何に自社のビジネス改善に寄与するのかを実感できることでしょう。
Contact Information
正式なサービス開始は2024年10月とのことで、既にAirCourse AIナレッジを契約している企業は特別な手続きなしで新機能を体験できます。関心のある方々はKIYOラーニングのウェブサイトを訪問し、詳細な情報を得ることができます。また、AI博覧会への参加やサービスの問い合わせは、公式サイトやメールを通じて承っています。技術の進化とともに、企業の情報活用を一緒に図ることが今後の目標です。