学生注目企業2021
2021-11-09 09:00:04

2021年に学生が注目した企業をSNSデータで分析した結果

2021年に学生が注目した企業をSNSデータで分析した結果



2021年に学生がSNSで最も話題にした企業を分析する調査の結果、SNS(TwitterやFacebook)上でのエンゲージメントが高かった企業や団体の特徴が浮かび上がりました。この調査は、2020年7月1日から2021年6月30日までの期間に実施され、「THINK for HR」というSNS分析ツールを使用して、学生が注目した企業を200社リストアップしました。

調査方法とデータ取得の流れ



調査は、主に学生が就職活動において参照するメディアに掲載された企業名や社員に関する記事を元に行われました。各企業の関連する記事に対し、「いいね」や「リツイート」「シェア」「コメント」などのアクションを総合し、それをエンゲージメント量と定義しました。これにより、多くの学生が注目している企業がどこかが浮き彫りになったのです。

言及されたキーワードとトピック



分析の結果、特に学生の関心を集めたのは「ワークスタイルの変化」といったテーマでした。新型コロナウイルスの影響から、企業のリモートワークや新しい働き方に対する関心が高まっています。また、「理想」「成長」「挑戦」などのポジティブなキーワードもエンゲージメントを高める要因となりました。これは、学生が自身のキャリアについてより真剣に考えるようになったことに関連していると考えられます。

エンゲージメントの成功事例



1. インフルエンサーを活用した企業



スタートトゥデイでは著名な前澤友作氏の社員募集が話題になり、またVTuberとのコラボが成功を収めたカバーは、ブランドの影響力を生かした情報を発信することで注目を浴びました。これにより、多くの学生がその企業に対して興味を持ったと考えられます。

2. 日常生活との接点を提示



気象庁の研究官が映画『天気の子』に関与したという情報や、防衛省が異業種からの中途採用を行ったことなどが話題を集め、市民生活と結びつけた情報発信が高いエンゲージメントを引き出しました。デジタル庁もオープンな情報提供を行っており、堅苦しい仕事のイメージを払拭するとともに、学生たちにとっての意外性を生み出しました。

3. 繰り返し話題になる成功企業



マネーフォワード、メルカリ、サイバーエージェント、サイボウズ、アマゾンジャパン、Googleの6社は3年連続で注目を集めています。とりわけマネーフォワードは、女性社員がキャリア形成の経験を語った記事で共感を得ました。一方、アマゾンやGoogleは少ない社員関連情報ながら、憧れを抱かせる企業姿勢や事業の魅力的な内容で学生の関心をつかみました。

4. オウンドメディアの活用



メルカリ、サイバーエージェント、サイボウズにおいては、オウンドメディアを通じた情報発信が高いエンゲージメントを得ています。これらのメディアで構築したブランドのイメージが、外部メディアでの注目度向上に寄与していることがうかがえます。

今後の展望と企業支援の方針



No Companyは、今後もSNSデータを活用して求職者のインサイトを解析し、企業の採用活動を支援することを目指します。今回の調査結果をもとに、企業が学生にとっての魅力を高めるための戦略を見直す手助けを行う方針です。学生の求める企業像やエンゲージメントの要因を理解することで、採用広報やマーケティングに役立てていくことが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社No Company
住所
東京都港区虎ノ門4-1-1神谷町トラストタワー 23階 WeWork内
電話番号
03-5544-8723

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