福岡空港リニューアル
2025-03-28 11:39:00

福岡空港が伝統工芸で描く新たな出発点、未来に優しい空間設計

福岡空港が迎える新たな未来



株式会社船場は、福岡空港の新しい内装デザインを手掛け、「宝の街 福岡」としての魅力を強調するダイナミックな空間を創造しました。2018年度には、旅客数が691万人に達し、さらなる拡張が求められていた福岡国際空港。2022年5月より始まった増改築工事において、船場は「驚きと感動」をテーマにしたデザインを提案し、コンペを通じてリニューアルチームに参加しました。これにより、福岡の魅力を感じられる空港の実現が目指されました。

伝統文化を体感できる空間の演出



新設された免税店エリアは約4倍の面積を誇り、「中州の街並み・屋台・祭り」をテーマに、活気あふれる印象的な空間が実現しました。中央には、福岡の祭りをイメージしたやぐらが設置され、八女の伝統工芸品である提灯や、日本酒を入れた樽など、地域色豊かな装飾が施されています。これにより、訪れる人々に福岡の文化を肌で感じることができる空間となりました。

伝統工芸品が紡ぐ物語



船場のデザインプロジェクトは、日本の伝統工芸品の魅力を世界の人々に伝えることにも重点が置かれています。地元の工房を巡りデザインディレクションを行った船場は、伝統工芸をただ用いるのではなく、現代的な遊び心を加えたリーズナブルな表現で空間に落とし込みました。入国ロビーや航空会社ラウンジ「ラウンジ福岡」では、新進気鋭の博多人形師・中村弘峰氏による作品「黄金時代 龍の舞」が出迎えるほか、大川組子や博多織など、様々な工芸品が展示されています。これにより、訪問者は福岡の伝統を身近に感じることができます。

機能性とデザインの両立



福岡空港の新しいデザインでは、機能性と美しさが見事に調和しています。「到着ロビー・アクセスホール」では、福岡県産の木材を生かした威厳あるウェルカムゲートが来場者をお迎えし、その奥には効率的な案内サービスエリアが配置されています。この仕掛けにより、空港内での動きやすさが向上しつつ、視覚的にも楽しめるデザインが施されています。

地域の魅力をグローバルに発信



福岡空港は「2048年に国際線年間旅客数1,600万人」を目指してリニューアルを進めており、北側コンコースの延伸や新しい免税店の設置、ラウンジのリニューアル等が行われました。船場は、東京や九州のデザインチームと連携し、複数の空間デザインを手掛けています。新たなアクセスホールや免税店エリアは、商業施設の魅力を高め、訪れた人々に忘れられない体験を提供します。

このプロジェクトは、福岡が地域文化の魅力を再発見し、世界に対してアピールする場としての役割を果たすことを目指しています。船場は、これからも「未来に優しい空間づくり」を目指して、地域社会や文化の継承に貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社船場
住所
東京都港区芝浦1-2-3シーバンスS館9F
電話番号
03-6865-1008

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