Gawainの性犯罪予防プロジェクト
2023-11-28 09:42:53
インド・デリーのスラム街で性犯罪予防プロジェクト始動!国際NGO「Gawain」が1000世帯5000人を支援
インド・デリーのスラム街で性犯罪予防プロジェクト始動!
国際NGO「Gawain」が、インド首都デリーのスラム街、Sanjay Campにおいて、大規模な性犯罪予防プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、1000世帯、約5000人を対象に、レイプを含むあらゆる性暴力犯罪の減少を目指しています。
Sanjay Campの現状
Sanjay Campは、人口1万人以上の都市スラムです。深刻な衛生問題を抱え、家庭用トイレが不足しているため、住民は公共施設に頼らざるを得ない状況にあります。食糧、水、牛乳などの生活必需品も不足しており、高校中退率は70%にも上ります。犯罪率も高く、特にレイプや性的嫌がらせ、虐待などの被害者は女性が中心となっています。
Gawain独自のCSDメソッド
Gawainはこの問題に対処するため、独自の性犯罪予防メソッド「CSDメソッド(コミュニティセルフディフェンス)」を導入します。このメソッドのコンセプトは「Band Together(全員で団結して守り合う)」です。各家庭の女性に防犯ブザーを配布し、緊急時に音で周囲に危険を知らせ、住民全員がその場所に集まることで、レイプや性犯罪を予防、中断することを目指します。
CSDメソッドは、スラム街の環境特性と音の親和性に注目し、防犯ブザーをトリガーに、住民自らが参加する自己防衛システムを構築するものです。言語や識字能力に関わらず、誰でも、いつでも、どこでも導入できるよう、シンプルにデザインされています。
過去の成功事例
Gawainは過去にも、インドの複数スラム街で同様のプロジェクトを実施し、高い成果を上げてきました。2022年にはRavidas Camp、Hanuman Camp、Parativa Campにおいて、犯罪率を87%低下させました。また、2023年にはKusumpur Pahariで、レイプ犯罪を79件から0件に減少させるという成果を上げています。
プロジェクトの目標
今回のSanjay Campでのプロジェクトは、3~6ヶ月間の期間を予定しています。Gawainは、プロジェクト終了後も、コミュニティ住民が主体となり、持続可能な取り組みを継続できるよう支援します。安全で安心な生活を送れる自立したコミュニティの構築を目指しています。
Gawainについて
Gawainは、「スラム街におけるレイプを終わらせる」というミッションを掲げる、日本発の国際NGOです。2019年の設立以来、世界初の性犯罪予防メソッドを開発し、これまでに7500人以上の女性や子どもたちに介入。平均して90%以上のレイプを含む性暴力犯罪を減少させる成果を上げています。
まとめ
GawainのSanjay Campでのプロジェクトは、スラム街における性犯罪という深刻な問題に取り組む重要な一歩です。CSDメソッドの有効性と、コミュニティ主導による持続可能な取り組みの構築が期待されます。今後の成果に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
NPO法人Gawain
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-7-14 VORT AOYAMA 302
- 電話番号
-
090-9703-4675