「あるきナビ」を全国展開
2019-04-26 16:00:38
JR西日本が「あるきナビ」で便利な道案内動画を全国展開
最近、JR西日本が新たに展開する道案内動画サービス「あるきナビ」が話題を呼んでいます。このサービスは、株式会社ブイテック研究所と東京大学相澤研究室が共同開発したもので、全国の主要駅で利用できるようになる予定です。
「あるきナビ」は、駅を起点にした移動を便利にするために設計されており、利用者にとって快適な道案内を提供することを目指しています。この提携により、JR西日本グループはよりスマートな旅行体験を実現し、顧客のニーズに応えることができるとしています。
ニューノーマル時代の道案内
新型コロナウイルスの影響で、旅行のスタイルは大きく変化しました。多くの人々が公共交通機関を避けがちな中、道案内動画の重要性が増しています。「あるきナビ」は、視覚的にわかりやすい情報提供手段として、特に旅行者にとって大きな助けとなるでしょう。
ブイテック研究所の技術によるこの道案内動画は、一人称視点での早回し映像が特徴です。これにより、視聴者は実際に歩いているかのような感覚を得ることができます。映像は360°の視野を持ち、道順の説明があまり煩わしくなく、スムーズに進むことができるのです。また、東京大学相澤研究室と共同で開発されているため、最新の映像処理技術が駆使されており、画面のブレやノイズも少なく、非常に見やすい映像が実現されています。
主要駅での展開
今回の提携では、観光名所が多い京都駅周辺の道案内動画が真っ先に配信されているとのことです。京都駅、観光案内所、さらにはウェブサイトなどで視聴でき、旅行者にとってとても役立つコンテンツとなっています。この動画の配信は、JR西日本グループの中期経営計画に掲げられた「お客様視点でのわかりやすい案内」という目標にも合致しています。
今後は、他の地域の駅でも「あるきナビ」を展開し、観光地を訪れる旅行者が一層便利に移動できるよう工夫していくとのこと。JR西日本が目指す「快適で便利な旅行環境」は、今後もますます進化していくことでしょう。このサービスを通じて、観光業の活性化も期待されています。
技術者と研究者の結集
ブイテック研究所は、元ソニーの映像エキスパートなど様々なスペシャリストが集まった会社です。彼らは、高速再生の一人称視点画像を活かした「動画マップ」を展開しており、その技術とノウハウが「あるきナビ」にも活かされています。また、相澤研究室は様々な映像処理技術の研究を行い、これまでにも多くの実績を持っています。このように、優れた技術者たちが結集することで、高品質で視覚的に訴える道案内動画が実現したのです。
新しい時代に合わせた道案内の在り方が進化する中、JR西日本の「あるきナビ」は旅行者にとって一層利便性の高い情報源となることが期待されています。今後の展開に注目ですね。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ブイテック研究所
- 住所
- 東京都千代田区神田佐久間町1-16 大橋ビル503
- 電話番号
-
050-1743-5982