成田国際空港でのEV導入による持続可能な未来へ
成田国際空港の運営において、EVolity株式会社と芙蓉総合リース株式会社が日本航空(JAL)向けに新たに電気自動車(EV)の導入を開始することが発表されました。この取り組みは、環境保護と持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩として注目されています。
JALの環境へのコミット
JALは長年にわたり環境保護に取り組んできた企業であり、2010年には「エコ・ファースト企業」に認定されるなど、その姿勢が評価されています。航空機の省燃費対策や持続可能な航空燃料(SAF)の利用を進める中で、成田国際空港のエンジン整備センターにおいてもEVの導入が進むこととなりました。これにより、航空業界全体での二酸化炭素の排出削減に寄与することを期待されています。
EV導入の具体的な内容
今回のプロジェクトでは、EVolityと芙蓉リースが協力し、JALが公募したEV導入および充電インフラの提供事業者に選ばれました。芙蓉オートリースはフォロフライ社製の商用EV、および日東工業製の普通充電器をリースで提供するとしています。EVolityは、自社開発のフリートマネジメントシステムで運用管理を行い、これによりEVの運用効率を最大化します。
フリートマネジメントシステムでは、車両の電池残量や走行距離をリアルタイムでモニタリングでき、CO2排出削減や燃料費の削減がどの程度達成されているかを数値化し、可視化します。これにより、関係者は導入効果を直感的に理解でき、さらなる改革や改善に向けたデータを活用することが可能です。
環境負荷軽減に向けた取り組み
EVolityと芙蓉リースは、このEV導入を通じてJALグループが設定している2050年までのCO2排出実質ゼロという目標の達成に貢献していく方針です。また、成田空港を含む航空業界全体の環境負荷の軽減に向けたさらなる施策を検討しています。これは将来的に、新たなビジネスモデル創出やより快適な空港環境の実現へとつながるでしょう。
会社概要
所在地:東京都中央区銀座8丁目21-1 住友不動産汐留浜離宮ビル 6階
代表者:天池 正治
設立:2023年8月
事業内容:商用EV向けフリートマネジメント事業、充電インフラ事業
HP:
evolity.co.jp
所在地:東京都千代田区麹町五丁目1番地1 住友不動産麹町ガーデンタワー
代表者:織田 寛明
設立:1969年5月
事業内容:法人向けリース・ファイナンスサービス
HP:
fgl.co.jp
所在地:東京都千代田区麹町五丁目1番地1 住友不動産麹町ガーデンタワー21階
代表者:川端 恵一
設立:1987年1月
事業内容:自動車とEVインフラのリース、整備サービス
HP:
fuyoauto.co.jp
これらの取り組みを通じ、成田国際空港が持続可能な施設として進化していく姿に期待が高まります。