カーボンリサイクル国際会議
2025-10-29 15:23:38

カーボンリサイクルの未来を議論する第7回国際会議が大阪で開催

第7回カーボンリサイクル産学官国際会議が大阪で開催されました



2025年10月10日、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共催で「第7回カーボンリサイクル産学官国際会議」が大阪で開催されました。この会議は、カーボンリサイクルを中心に、グリーントランスフォーメーション(GX)の実現に向けて国際的な協力を進めるための重要なイベントでありました。

開会式の概要



開会式では、経済産業省の資源エネルギー政策統括調整官・木原晋一氏が挨拶を行い、「カーボンリサイクルの社会実装に向けて、世界中の専門家が知見やアイデアを共有し、持続可能なエネルギーの未来に結実することを期待する」と述べました。さらに、パネルディスカッションを通じて様々な意見が交わされました。

パネルディスカッションの内容



この会議では、特に「社会全体での排出抑制に繋がるCR分野での国際連携」、「2030年に向けたCR技術の方向性」、「CR市場の形成に向けたビジネスモデル」という三つのテーマについて、国際的な専門家たちが議論を行いました。

1. 排出抑制に向けた国際連携



パネルディスカッションの一つでは、産業由来のCO₂排出を削減するために、国、企業、研究機関の協力の重要性が強調されました。多くの意見が交わされ、技術のコスト低減や市場の整備には政府の支援が不可欠であることが示されました。

2. 2030年に向けた技術の方向性



次のセッションでは、さまざまな分野における最新のカーボンリサイクル技術の進展状況が報告されました。参加者は、安定した原材料の供給と市場特性の理解が、技術の社会実装に向けた課題であると共通認識を得ることができました。

3. ビジネスモデルの構築



最後に、「CR市場の形成に向けたビジネスモデル」について意見が交わされ、サプライチェーンの効率化とともに、回収したCO₂を利用した製品の環境価値を確認し、適切な価格設定を可能にする制度の必要性が強調されました。

閉会式のまとめ



閉会式では、NEDO理事の松本真太郎氏が、各国間の協力関係の強化の重要性を再確認し、会議の成果を振り返りました。参加者同士の交流を深めるために設けられたポスターセッションでは、38の企業や大学が最新の研究や技術を紹介し、活発な意見交換が行われました。参加者たちは、多くの新しい発見をし、次世代のカーボンリサイクル技術に期待を寄せました。

これからの展望



カーボンリサイクル技術の研究と社会実装を進めることで、エネルギー需要の変化に対応し、持続可能な社会の実現に向けて貢献できると考えられます。今後もこの分野での国際的な協力が続き、技術革新が進むことで、地球環境の保護に寄与していくことでしょう。今後の動向に注目していきたいものです。


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会社名
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住所
東京都港区港南1丁目8番15号Wビル8F
電話番号
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