日本能率協会コンサルティング、新体制へ移行
日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、2025年6月27日に行われた取締役会において、代表取締役社長の交代を正式に発表しました。同日をもって、現社長の小澤勇夫氏は取締役会長に就任し、取締役の大谷羊平氏が新たに代表取締役社長としての職務を引き継ぎます。
新たなリーダーシップのもとで
小澤氏は、コンサルティング業界での豊富な経験を持つリーダーとして評価されています。取締役会長としての新たな役割において、JMACの戦略的方向性を示しながら、企業としての持続可能な成長を図っていくことが期待されています。
一方、新社長に就任した大谷羊平氏は、早稲田大学を卒業し、1993年にJMACに入社。その後、経営分野での豊富な経験を積み重ね、取締役経営コンサルティング事業部長を務めた実績があります。大谷氏は、「会社から社会を変える」というJMACの理念を受け継ぎ、さらなる改善と革新に挑む姿勢でクライアントとの信頼関係を強化していく方針です。
JMACの背景と事業展開
JMACは1942年に設立され、80年以上にわたり、産業界の経営革新を推進してきた実績があります。その活動の根底には、顧客との「伴走型プロフェッショナル集団」として現場の実情に寄り添う姿勢があり、企業の生産性向上や組織の最適化を支援してきました。
今回の役員人事により、JMACは新たな展望を持つ体制を整えました。今後、新社長のもとで、戦略、マーケティング、人材育成、ITビジネスなど、様々な分野においてクロスファンクショナルなコンサルティングサービスを提供し、市場における競争力を高めていくことを目指します。
役員人事の詳細
新たな役員体制は以下の通りです:
- - 小澤勇夫:取締役会長(前社長)
- - 大谷羊平:代表取締役社長(前取締役)
- - 守田義昭:取締役(現状維持)
- - 石田秀夫:取締役(現状維持)
- - 近藤晋:取締役(新任、執行役員R&Dコンサルティング事業本部本部長)
さらに、2025年6月27日をもって、専務取締役の富永峰郎氏と常務取締役の亀ケ森昌之氏が退任を予定しています。これにより、より若い世代のリーダーシップにより、企業文化の刷新を図る意図も見えます。
未来に向けた挑戦
JMACは、「日本初の100年続くコンサルティングファーム」を目指しており、これまでの経験やノウハウを生かしつつ、新たな挑戦にも積極的に取り組んでいく構えです。この体制の変化を通じて、顧客の多様なニーズに応え、持続可能な社会の実現に寄与することを期待されています。
今後、JMACの新体制がどのようなイノベーションを生み出し、クライアントにどのような価値を提供していくのか、業界の注目が集まっています。