Hacobuの「MOVO Fleet」が進化!多角形エリアでジオフェンス判定が可能に
物流DX企業の株式会社Hacobuは、提供する動態管理サービス「MOVO Fleet」に、多角形エリアでジオフェンス判定を行う機能を実装しました。これにより、工場敷地内など、従来の円形エリアではエリア同士が重なり合う可能性のある近接地点でも、より正確な到着・出発実績を取得することが可能になります。
背景:改正物流総合効率化法と荷待ち時間削減
2024年5月に公布された改正物流総合効率化法では、1運行あたりの荷待ち・荷役時間を合計2時間以内にするよう、荷主企業と物流事業者の協力が求められています。荷待ち・荷役時間を削減するためには、受渡し場所ごとの時間を集計し、時間削減の余地を検討することが不可欠です。
MOVO Fleetのジオフェンス機能(自動着荷機能)は、事前に地点を登録することで、その地点に着荷したか否かを自動判定し、配送完了時間や滞在時間を記録します。この機能は、荷待ち・荷役時間を手軽に取得する手段となりえますが、従来のMOVO Fleetでは、ジオフェンスの判定エリアを円形にしか設定できませんでした。そのため、工場敷地内のように、複数の隣接した荷受け場が存在する場所では、円形では判定エリア同士が重なってしまい、データを正確に記録できない課題がありました。
新機能の特徴:多角形エリアで正確な判定を実現
今回実装された新機能により、従来の円形エリアに加え、建物の形状に沿った多角形エリアを設定できるようになりました。これにより、隣接するエリアでも正確なジオフェンス判定が可能になり、工場敷地内など複雑なエリアにおける到着・出発実績をより詳細に取得できます。
多角形エリアの頂点の追加・移動は、マウスカーソルのドラッグ操作で直感的に行えるため、PC操作に不慣れな方でも問題なく利用できます。
今後の展望:物流「2024年問題」への対応
物流「2024年問題」への対策として、今後様々なルールが新設・改正されることが予想されます。Hacobuは、MOVO Fleetを通じて、これらの法改正にスムーズに対応するためのサポート機能を今後も順次追加していく予定です。
セミナー開催のお知らせ
MOVO Fleetの詳細なサービス内容についてご紹介するセミナーを開催いたします。ぜひご参加ください。
セミナー名:30分でわかる!動態管理サービス「MOVO Fleet」
日時:2024年12月6日(金)10:00-10:30
場所:オンライン
費用:無料
詳細・お申し込み:https://www.go.movo.co.jp/WebSeminar20241206_30MOVOFleet_PSeminar_LP.html
MOVO Fleetとは
車両の位置情報データの取得・分析ができる、物流に特化した動態管理サービスです。専用端末を車両に取り付けることで、リアルタイムの車両位置を可視化することができます。走行ルートや速度ログ、CO2排出量目安、着荷、停留など多角的にデータを蓄積し、納品管理や配送先からの問い合わせ工数の削減、依頼先ドライバーの長時間運行の把握・改善など、様々な業務効率化に役立ちます。また、取得した走行・配送実績データから配送実態を可視化することで、輸配送の課題解決にも貢献します。緊急時や災害時におけるBCP(事業継続計画)対策としても活用できます。
Hacobuについて
株式会社Hacobuは、クラウド物流管理ソリューション「MOVO」シリーズと、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy」を展開する企業です。トラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」、生産・販売・在庫管理サービス「MOVO PSI」などのクラウドサービス、ドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver」の提供に加え、物流DXパートナーとして企業間物流の最適化を支援しています。