HENNGEの育児支援制度の新たな取り組み
HENNGE株式会社は、育児関連制度を大幅に拡充し、特に復職を希望する社員に向けた新たな支援策を導入しました。これにより、社員が育児休暇から復職する際の障壁を軽減し、柔軟な働き方を実現することを目指しています。
復職応援手当の新設
この制度の中核をなすのが「復職応援手当」です。出産後に復職したい社員に対して、条件を満たす場合に毎月10万円が最長12ヶ月間支給されます。つまり、最大で120万円のサポートが受けられるのです。これにより、保育園の入園調整やパートナーの育休取得タイミングなど、復職に伴う様々な事情に対して経済的な支援を行います。また、社員が業務に戻る際に必要なサポートを柔軟に選べるため、復職のハードルを下げることが期待されています。
復職サポーター手当の導入
さらに、復職サポーター手当も新設されました。育児休業から復職した社員に対し、その部署の社員には一律3万円が支給されます。この手当は、復帰する社員が職場に馴染むためのサポートを促進し、周囲の理解と協力を得る一助となります。育児中の社員だけでなく、全社員がサポートし合う文化を醸成することが狙いです。
フレックスタイム制の適用拡大
さらに、育児短時間勤務を行う社員にもフレックスタイム制度が適用されることになりました。これにより、突発的な育児対応が求められることも多い育児中の社員が、より効率的に仕事を進められる環境が整います。時間給や働く時間帯を自分のライフスタイルに合わせて調整できるようになり、仕事と育児の両立が一層容易になります。
育児休業取得回数制限の撤廃
最後に、育児休業の取得回数制限が完全に撤廃されます。お子さんが2歳になるまでに取得できる育児休業は回数や期間、タイミングが自由に決められるようになります。これにより、個々のライフプランに合った柔軟な育児休業の取得が可能になり、社員の多様なライフスタイルに寄り添った企業体制が整備されます。
企業文化の変革と多様性の推進
このような施策は、HENNGEが掲げる企業文化「HENNGE Way」においても強く反映されています。多様性の尊重や社員の自律的な働き方を支える姿勢が、近年の育休取得率に顕著に表れています。2022年には、出産した社員の育休取得率が100%、パートナーが出産した社員の育休取得率も75%という結果が示されています。
HENNGEは今後も、多様な価値観を持つ社員一人ひとりが主体的に活躍できる環境づくりを推進し、社会の少子化問題にも立ち向かう姿勢を貫いていくことを宣言します。育児支援制度の拡充を通じて、社員が心置きなく働ける環境を提供し、より良い未来を創造するための取り組みを続けていきます。
会社概要
HENNGE株式会社は、1996年に設立されたテクノロジー企業であり、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)を通じて多様な問題解決に貢献しています。特に、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」やクラウド型メール配信サービス「Customers Mail Cloud」を展開し、社会にイノベーションをもたらすことを目指しています。2019年には東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年に東京証券取引所グロース市場へ移行しました。
HENNGEの取り組みは、社員の生活の質を向上させるだけでなく、企業の成長という側面でも重要な役割を果たしています。社員とその家族の生活をサポートすることで、企業全体の持続可能な発展を目指していくことでしょう。