野村不動産ホールディングス株式会社は、東京都港区芝浦に建設中の大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」を資金使途とする「芝浦グリーンボンド」の発行条件を決定したと発表しました。
本グリーンボンドは、同プロジェクトにおけるツインタワーのうちS棟の建設資金として活用されます。S棟は2025年2月の竣工を予定しており、街区全体でカーボンニュートラルを実現する取り組みの一環として、グリーンボンドの発行が決定しました。
野村不動産ホールディングスは、2023年10月にも同プロジェクトを資金使途とした起債を行っており、今回の発行は2回目となります。
本グリーンボンドの発行により、野村不動産ホールディングスは、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献していくとしています。
「BLUE FRONT SHIBAURA」は、延床面積約55万㎡の大規模複合開発プロジェクトで、オフィス、商業施設、住宅、ホテルなど多様な機能が複合的に集積されています。
野村不動産ホールディングスは、同プロジェクトを通じて、都市の活性化と地域社会への貢献を目指しています。
また、本グリーンボンドの発行は、環境問題への取り組みを強化し、ESG投資家からの資金調達を促進する狙いもあると考えられます。
今回のグリーンボンド発行は、不動産業界における環境配慮型金融の活用を促進する動きとして注目されます。