空飛ぶクルマの実現に向けて
日本が誇る次世代のモビリティとして注目を集める「空飛ぶクルマ」。その開発を推進しているのが、CARTIVATORという団体です。CARTIVATORは若手技術者やベンチャーの関係者を中心に結成され、それぞれの夢を具体化しようとする有志のグループです。
トヨタグループの支援を受けて
最近、CARTIVATORはトヨタグループ15社からの支援を受けることが発表されました。これは、長年にわたるトヨタの「モノづくりは人づくり」という理念に基づいたもので、若手技術者の育成を目的としています。この支援により、CARTIVATORは空飛ぶクルマの開発を加速させることが可能となります。
代表の中村翼氏は、このプログラムが実を結ぶことで、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける聖火点灯の実現を目指しています。このような国際的な舞台でのプレゼンテーションに向けて、開発チームは日々奮闘を続けています。
開発目標と活動内容
CARTIVATORは2012年に創設され、空飛ぶクルマの開発を本格化させています。その活動の一環として、2020年の東京オリンピックでの発表や、2025年には第一モデルの販売を目指すという挑戦的な目標を掲げています。
彼らの主な取り組みとしては、有人試作機の開発があります。中村氏は、支援をいただけたことを感謝しながら、試作機の完成を2018年末に計画していると語っています。これに向けて、CARTIVATORのメンバーは業務外の時間を有効に活用し、乗り物によって提供される夢を次世代へとつなげるために努力を重ねています。
支援者と協力機関
CARTIVATORを支えているのは、徳島大学や名古屋大学などの教育機関で、専門知識を持つ研究者との連携も深めています。また、トヨタ自動車の取締役や複数の企業が顧問やアドバイザーとして名を連ね、開発をサポートしています。この多様なバックグラウンドを持つ人々との共同作業が、CARTIVATORの成長を支えています。
未来への期待
空飛ぶクルマの実現には技術的な課題を多く乗り越える必要がありますが、CARTIVATORの挑戦に期待が寄せられています。中村氏は、今後さらに多くの人々を巻き込んで夢の実現に向けた活動を進めていきたいと強調しました。これからのCARTIVATORの動きに注目です。
公式ウェブサイトからは、活動内容や進捗状況も随時発表されており、興味を持たれた方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
公式サイトはこちら
将来的には、文化的な祭典や日常の移動手段として空飛ぶクルマが利用される未来をイメージし、その実現に向けて若い力が奮闘している様子を見ると、我々の夢もまた広がります。