小諸市が挑む新たなサイクリングイベント
長野県小諸市が新たな試みとして、オンライン上の仮想世界で行う大規模スポーツイベントを企画しています。一般社団法人こもろ観光局が主催し、企業や団体の協力を得て、参加者を募ります。このイベント名は「GRANFOND KOMORO feat. LongRiderStories! Enjoy Ride」で、6月28日(日)に開催される予定です。
バーチャルサイクリングの新時代
アメリカ発のバーチャルサイクリングプラットフォーム「Zwift」を利用したこのイベントでは、参加者が自宅で自転車を漕ぎながら仮想空間で走り回ることができます。ユーザーはスマートフォンやパソコンからZwiftにアクセスし、自分のアバターが走る姿を見ながらリアルタイムでフィードバックを受け取る仕組みです。これにより、パワーや心拍、ケイデンスなどの運動データがアバターに反映されるため、まるで本物のサイクリングをしているような感覚を味わうことができます。
参加資格とコース設定
今回のイベントは参加費無料で、事前の申し込みは必要ありません。Zwiftを利用できる方であれば誰でも参加可能です。コースは約100km、50km、12kmの3つに分かれており、参加者は自分の体力に応じた距離を選べます。周囲には他の参加者のアバターも走っており、競争心を刺激する環境が整っています。
開催日とイベントプログラム
イベント当日は、午前10時に出走が予定されていますが、その前日の27日(土)には午後3時から、YouTubeで前日祭が配信されます。このセッションでは、ゲストとして声優の東城咲耶子さんや漫画家の三宅大志さんが参加し、自転車講習会やZwiftの使い方講座が行われます。
本番の28日(日)には、午前9時45分から小諸市長による開会式を経て、いよいよサイクリングが始まります。各コースには異なるゲストが帯同し、彼らと共に走る楽しみを提供します。また、参加者のアバターが特別なオリジナルジャージを着用できる工夫も施されています。
新型コロナウイルス影響下での取り組み
新型コロナウイルスの影響で、地域の観光催事は多くが中止される中、こもろ観光局は新たな方法で地域振興に挑んでいます。実施された8回のグループライドイベントでも全国から千人規模の参加者が集まったことから、自信を持ってこの新イベントに臨んでいることが伺えます。今後は、海外からの参加者も意識し、スポーツを通じて小諸市を広めることを視野に入れているとのことです。
お問い合わせ先
本イベントについての詳細や参加方法については、こもろ観光局までお問い合わせください。
- - 公式サイト: こもろ観光局
- - 連絡先: 0267-22-1234
また、Zwiftの利用に関する情報は公式サイト(
Zwift公式サイト)をご覧ください。この機会に、仮想空間で新たなサイクリング体験を楽しむチャンスをお見逃しなく!