AREAが贈る新しい桐箪笥「KIRIDANSU」
現代において、私たちが失いかけている大切な伝統を再び形にするインテリアブランド「AREA」が新作の桐箪笥、その名も「KIRIDANSU」を発表しました。このチェストは、日本の伝統素材である桐と熟練の職人技術が見事に融合した逸品です。
母から子へ受け継がれる思い
この桐箪笥の背後には、特別なストーリーがあります。かつて、日本の女性が結婚する際、持参するものの一つとして箪笥が必須でした。特に桐の箪笥は、母から子へと、またその子供へと、代々受け継がれていく宝物のような存在です。
ヘッドデザイナーの野田 豪は、この箪笥に込めた思いを語ります。「母からの記憶を大切にしながら、次世代へと引き継ぐ愛の象徴にしたい」と。新作チェストの開けるたびに広がる樟脳の香りは、まるで時を超えた愛情を思い起こさせるものです。
職人技が光る製作過程
「KIRIDANSU」は、九州の大川という伝統的な箪笥の産地にて作られています。ここでは、熟練した職人たちが無垢の桐材を用い、完璧な気密性を実現するために技巧を凝らしています。彼らは、1000年以上の間、内部を安全に保つために、時には歴史的な命令すらも受け、箪笥を製作してきました。
特に「KIRIDANSU」の構造は、人間工学に基づいて設計されており、引き出しの閉じ方に工夫が盛り込まれています。ある引き出しを閉じると、ほかの引き出しが前に出てくるのは、精緻な組み立てによるものです。職人たちは、釘やネジを極力使わず、「木は木で締める」という哲学のもと、長年愛着を持たれるものづくりを行っています。
桐材の特性とその価値
この箪笥に使われる桐材は、日本の古来より特別な地位を持つ木材です。湿度調整機能、防虫性、耐火性など、数々の利点を持ち、長い歴史の中で多くの人に愛用されてきました。桐は軽量でありながらその美しさも際立ちます。使用するほどに色合いが深まり、経年変化を楽しむこともできるのです。
現代に息づくデザイン
デザイン面でも、現代的なアプローチが取り入れられています。直線的なシルエットに丸みを加えることで、温かみを持たせたモダンな印象を与えています。取っ手には無垢の真鍮を使用し、使い込むことで独特の美しさが楽しめるよう工夫されています。
商品情報
- - 商品名: KIRIDANSU
- - サイズ: W1400 D550 H900 (mm)
- - 本体価格: ¥880,000 (税込¥968,000)
ブランドの紹介
AREAは2003年に東京で設立されたラグジュアリー家具ブランドで、厳選された素材を用いた一品一品にこだわっています。ニューヨークにある旗艦店を拠点に、世界中で多くのファンに支持されています。この「KIRIDANSU」もその一環として、伝統と現代が融合した美しい家具の存在を示しています。
今後、AREAがどのように新たな価値を生み出していくのか、その動向にも注目です。