中高生の学びの集大成「クエストカップ2013」
教育と探求社が主催する「クエストカップ2013」が、今年も法政大学市ヶ谷キャンパスで開催されます。この大会の目的は、中学生・高校生が1年間の探求活動を通じて得た学びや成果を、プレゼンテーション形式で発表することです。クエストエデュケーションプログラムの一環として位置づけられており、参加者は実社会の課題に取り組むことで、理論だけでなく実践力も身につけています。
参加チームの選考プロセス
クエストカップには、全国から1,000以上のチームが応募し、厳正な書類審査を経て選ばれた代表チームが集まります。審査は企業の担当者や教育者によって行われ、参加者は自らの知恵と努力の結晶を発表します。それぞれの部門でグランプリが選ばれるこの大会は、多くの生徒にとって大きな挑戦であり、かつ貴重な経験となります。
大会の部門紹介
大会では以下の3つの部門に分かれて発表が行われます。
企業プレゼンテーション部門
この部門では、クレディセゾン、スカパーJSAT、大和ハウスなど、実在の企業から出された課題に対してチームで応えます。企業人の前で直接プレゼンテーションを行うことで、生徒たちはビジネスの現場を体験し、実践的なスキルを伸ばす機会を得ます。
人物ドキュメンタリー部門
日本経済新聞のコラム『私の履歴書』を題材にしたこの部門では、歴史的な人物や先人のストーリーを追求し、独自のドキュメンタリーを制作・発表します。構成や演出に工夫を凝らし、視聴者に感動を与える作品が数多く生まれます。
自分史部門
自分自身の過去や未来を振り返り、同じく『私の履歴書』スタイルで執筆した自分史を発表するこの部門は、自己探求の一環として位置づけられています。生徒たちは音楽やイラストを絡めて、自分のストーリーを表現します。
大会の詳細
- - 開催日時: 2013年2月23日(土)10:00~17:30
- - 開催場所: 法政大学 市ヶ谷キャンパス
- - 主催: クエストカップ実行委員会、教育と探求社
- - 協賛: クレディセゾン、スカパーJSAT、大和ハウス工業、テーブルマーク、日本経済新聞社、日本コカ・コーラ
- - 来場者数: 約800名
クエストエデュケーションプログラムの意義
クエストエデュケーションプログラムは2003年に日本経済新聞社の一事業として開始されました。このプログラムは、子どもたちが現実の社会問題に目を向け、「生きる力」を養うことを目的としています。全国の約50校で導入され、毎年約1万人が参加する人気のプログラムです。実際の企業や成功した先人たちを題材にすることで、生徒たちはより具体的に学び、生きた知識を身につけていきます。
教育と探求社について
教育と探求社は、「自分らしく生きるために」という理念のもとに教育プログラムを提供しています。中高生向けの探求型のカリキュラムだけでなく、幅広いイベントや研修も手がけています。多彩なプログラムを通じて、次世代のリーダーを育成することを目指しています。
このように、クエストカップ2013は中高生にとって貴重な経験を提供し、学びの場として大いに期待されるイベントです。参加する生徒たちの熱意と創造力がどのように発揮されるのか、今から楽しみです。