Kobe PEER Workshopのオンライン開催
来る3月26日と27日に、日本の神戸にある神戸大学から、国際連続ワークショップ「Kobe PEER Workshop」が開催されます。本イベントは、神戸大学高等研究院未来世紀都市学研究アライアンスが主催し、特に防災減災に関する産学連携の強化を目的としています。年々増加する自然災害に対処するために、企業や自治体が集まり、未来の防災をテーマに講演やディスカッションを行い、持続可能な社会に向けた知見を持ち寄ります。
背景: 震災の教訓とESG投資の重要性
阪神淡路大震災から25年を前に控え、また東日本大震災から10年がたった現在、防災はますます重要なテーマとなっています。特に、最近ではESG投資(環境、社会、ガバナンス)への関心が高まり、企業の持続可能性がその市場価値に大きく影響を与えるようになっています。企業は、自社の取り組みだけでなく、地域全体の防災力向上に貢献する必要があります。
本ワークショップでは、都市デジタルツイン技術を活用し、リスクの可視化やその対策についての議論が行われ、企業がどのようにして効果的にPRできるかについてのアイデアも共有される予定です。
プログラム内容
イベントは二日間にわたり、様々なセッションが設けられています。その中には、デジタルツイン技術に関する研究セッションや、ESG投資の次なるターゲットである生物多様性の可視化に関するセッションが含まれています。また、3.11の復興過程から学び、民間企業ができることと行政がやるべきことを見極めるためのセッションも設置されています。
具体的な講演内容
- - 講演1では、街の安全性評価と投資について、都市全体をシミュレーションする技術の可能性について紹介されます。
- - 講演2では、災害に強い地域づくりに向けての取り組みや次世代防災の”見える化”の進め方について説明されます。
- - 講演3では、東北復興の教訓を基に、企業と地域社会の未来を考察します。
さらに、先進企業によるSDGsやCSRへの取り組みが紹介される座談会も予定されており、参加者は最新の情報を得る貴重な機会となるでしょう。
参加方法と詳細情報
本イベントはオンライン形式で行われます。参加希望者は、公式ウェブサイトから簡単に申し込みが可能です。
詳細については、
Kobe PEER Workshop公式サイトをご覧ください。
主催と協賛
本ワークショップは、神戸大学高等研究院未来世紀都市学研究アライアンスが主催し、PEERおよびその連携機関が共催、阪急電鉄などが協賛しています。このような産学連携プロジェクトは、持続可能な社会を築くための重要な一歩となります。参加して、未来の防災減災について共に考えましょう。