エクサウィザーズとNTTコミュニケーションズの協業
株式会社エクサウィザーズ(以下、エクサウィザーズ)は、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)との販売代理店契約を締結したことを発表しました。この提携により、エクサウィザーズが開発したAIサービスやプロダクトの販売を加速させる狙いがあります。
契約の背景と目的
エクサウィザーズは、高度なセキュリティを求める日本企業に向けて、業務効率化や生産性向上に特化したAIおよび生成AIソリューションを提供してきました。2025年3月末までの間におよそ1800社と取引を実施し、業務の改善をサポートしています。一方、NTT Comは、ドコモグループ内で法人事業の中心的役割を果たし、多くの顧客基盤を活かしながら新たな価値創造へ向けた活動を進めています。このように、両社が協力することで、日本国内における企業の生産性推進が期待されています。
提供されるAIサービスについて
今回の提携では、以下のようなAIサービスやプロダクトがNTT Comを通じて提供されます。
1. exaBase 生成AI
法人向けの専門的なChatGPTサービスであり、市場シェアもトップを誇ります。現時点で740社、7万人以上のユーザーが利用しているとのことです。
2. exaBase 生成AI for 自治体
自治体向けに特化したサービスで、行政専用ネットワークで利用可能です。これにより、地方行政の業務効率化が図られます。
3. exaBase 生成AI for アカデミー
教育機関向けに開発されたサービスで、教師の作業負担を軽減し、学生の学習をサポートします。特にリスキリングと学習アシスタント機能が強化されています。
4. exaBase Studio
AIエージェントを開発・運用するためのプラットフォームです。企業が自社の業務データを活用しつつ、人と対話を通じてIGエージェントを育てていくことを可能にします。2025年6月に販売を開始予定です。
5. exaBase 面談要約
ミーティングや会議の内容を記録・要約する機能を持ち、スマートフォンやPCで簡単に情報を取得できます。こちらも2025年6月からの提供予定です。
期待される効果
エクサウィザーズとNTT Comの協働により、エクサウィザーズのAIサービスを全国の顧客に届けることで、企業の業務効率化、ひいては日本経済全体の生産性向上に寄与することが目指されています。両社の強みを活かし、各々の顧客に最適なAIソリューションを提供することが期待されます。
エクサウィザーズは、今後の成長戦略としてAIサービスの普及を進め、NTT Comとの強力なパートナーシップを構築することで、新たなビジネスチャンスの創出を図っています。これにより、企業や教育機関、自治体など、多岐にわたる業界でのAI活用が進み、日本全体のデジタル化にも大きく寄与することになるでしょう。