インフォマート、建設業向け請求書機能を「BtoBプラットフォーム TRADE」で提供開始
株式会社インフォマートは、企業間取引のデジタル化を推進するクラウドサービス「BtoBプラットフォーム TRADE」において、建設業向けの新たな請求書機能を提供開始すると発表しました。2025年4月からのサービス開始を予定しており、建設業界における業務効率化に大きく貢献すると期待されています。
建設業界のニーズに応える新機能
「BtoBプラットフォーム TRADE」は、見積もりから発注、受注、納品、検収まで、企業間取引に必要な一連の業務をデジタル化し、クラウド上で一元管理できるプラットフォームです。既に多くの企業で利用されていますが、特に建設業界からの要望が多かったのが、建設業特有の商習慣に対応した請求書機能でした。
インフォマートが2024年2月に実施した調査によると、建設業界においてもバックオフィス業務のデジタル化が進んでいるものの、請求書・見積書の電子化は一部にとどまっていました。そこで、インフォマートは「BtoBプラットフォーム TRADE」に、建設業のニーズに応える新しい請求書機能を追加することにしたのです。
見積から請求までシームレスな業務フロー
この新機能により、紙やPDFなど、様々な形式で発行された請求書を一元管理できるようになります。請求書の振り分け、仕訳作業、承認などが効率化され、業務負担の大幅な軽減が期待できます。
また、建設業特有の査定や工事原価入力、立替金・保留金の処理にも対応。プロジェクト単位での請求書の整理や承認が可能となり、業務の精度とスピードが向上します。
さらに、「BtoBプラットフォーム 契約書」や「BPワークフロー」、原価管理ソフト、会計ソフトなど、他サービスとのシームレスな連携も実現。複数のシステムを使い分ける必要がなくなり、より一層の効率化が期待できます。
インフォマートの取り組み
インフォマートは、1998年の創業以来、企業間取引の効率化を支援するクラウドサービスを提供してきました。その主力サービスである「BtoBプラットフォーム」は、110万社以上が利用し、年間44兆円以上の総流通金額を誇ります。今回の新機能追加も、同社の企業間取引のデジタル化に向けた取り組みの一環として位置づけられています。
まとめ
インフォマートの「BtoBプラットフォーム TRADE」に実装される新たな請求書機能は、建設業界の業務効率化に大きく貢献すると期待されています。見積から請求までの一気通貫処理、他システムとの連携、建設業特有の商習慣への対応など、多様なニーズに対応した機能が充実しており、今後の建設業界におけるDX推進を加速させる可能性を秘めています。
この新機能によって、建設業界は、これまで煩雑だった請求書処理から解放され、より戦略的な業務に集中できるようになるでしょう。インフォマートの今後の動向にも注目が集まります。