マウザー、STMicroelectronicsの新製品NB-IoTモジュールを発表
国際的な電子部品の正規代理店であるマウザー・エレクトロニクスが、スイスの半導体企業STMicroelectronicsが開発した新しい産業用NB-IoTモジュール「ST87M01」の取り扱いを開始しました。このモジュールは、超小型で低消費電力という特性を持ち、さまざまなIoT(Internet of Things)関連のアプリケーションに適しています。
STMicroelectronicsのST87M01とは?
ST87M01は、マウザーが取り扱う最先端の産業用モジュールで、グローバルなセルラー周波数帯に対応する点が大きな特長です。このモジュールは、スマートグリッドやスマートビルディング、工場自動化、さらにはインテリジェント物流といった非常に多様な用途に対応できるよう設計されています。特に、低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)との接続が求められるアプリケーションにおいて、大きな利点を持っています。
安全性と性能の両立
このモジュールは、先進的なセキュリティ機能を搭載しており、データの安全な取扱いを強化しています。さらに、幅広い用途に対応可能なLTE通信をサポートし、マルチコンステレーションに対応したGNSS受信機を内蔵しているため、高精度な位置追跡が実現できます。特に、Wi-Fiによる位置測位機能やWirelessM-Busの設定オプションも提供しており、さまざまな環境での使用が可能です。
高い拡張性
ST87M01は、完全にプログラム可能で、簡単なアプリケーションに対してはモジュール上に直接コードを組み込むことも可能です。また、より高度な機能が必要な場合には、外部マイクロコントローラとの併用が推奨されています。この柔軟性により、エンジニアは独自のソリューションを構築しやすくなっています。
驚異の小型化と耐環境性
モジュールは、わずか10.6mm × 12.8mmのLGAパッケージで提供され、製品の小型化を図りながらも高い性能を維持しています。低消費電力モードでは、なんと2µA未満という超低消費電力を実現しており、長時間の運用が可能です。また、-40°Cから+85°Cの幅広い温度範囲に対応しているため、過酷な環境下でも安定して動作することが可能です。さらに、EU無線機器指令(RED)にも準拠していることが保証されており、オプションでGSMA準拠の組み込みSIM(eSIM)の搭載も可能です。
マウザーのリソースとサポート
マウザー・エレクトロニクスは、最新の半導体や電子部品を取り揃えるための豊富なライブラリをウェブサイト上で公開しています。具体的には、テクニカルリソースセンターや製品データシート、エンジニアリングツールなど、多岐にわたる情報を提供しています。また、マウザーはエンジニア向けの無料ニュースレターを通じて、最新の技術情報をお届けしています。これにより、エンジニアは市況に迅速に対応したり、新しい技術トレンドをキャッチアップすることが可能です。
まとめ
STMicroelectronicsの新しいNB-IoTモジュールST87M01は、モジュールの高い性能と多機能性、そして小型化を実現しています。マウザー・エレクトロニクスにおけるこの製品の取り扱い開始は、IoT市場における新たな可能性を示唆しています。興味がある方は、マウザーのウェブサイトや最新ニュースをチェックしてみてください。