認知症時代に賢く備える相続対策
2025年までに約700万人が認知症を患うと予想されている日本。この状況は65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になることを意味します。これにより、家族や愛する人たちが直面する相続問題は避けられない現実となっています。
認知症による資産凍結のリスク
認知症にかかると、資産管理が難しくなり、思わぬトラブルが発生することがあります。具体的には、次のような問題が発生します。
- - 銀行口座の凍結によりお金が引き出せない
- - 不動産の売却ができない
- - 遺産分割が進まない
このような状況は、認知症が進行する前に適切な相続対策を講じることで回避することが可能です。
家族信託とは?
家族信託は、認知症への備えとして注目を集めている制度の一つです。これは、資産を信託することで、代理人を通じて運用や管理を行う仕組みです。これにより、本人が意思決定できなくなった場合でも、スムーズに資産管理を続けることができます。
昨年開催されたオンラインセミナーでは、家族信託の基礎知識とその実践事例について多くの反響がありました。セミナー参加者からは、相続についての認識が深まり、実際に活用を考え始めたという声も多く寄せられました。
遺言書の意義
今回のセミナーでは、家族信託に関する「遺産分割」をテーマに取り上げます。専門家が相談事例を基に、遺言書を書く目的について、わかりやすく説明します。家族信託と遺言書は、認知症時代における相続対策において、どちらも重要な役割を果たします。
遺言書は、自分の資産をどのように分割したいのかを具体的に示すものであり、家族の間での感情的なトラブルを防ぐ役割があります。特に、認知症の影響で意思決定ができなくなる前に、自らの意志を文書として残すことは非常に重要です。
セミナーの詳細
- - 開催日:2021年3月13日(土)
- - 時間:10:30~12:00
- - 視聴方法:YouTubeにてオンラインセミナー
- - 参加料:無料
- - 定員:なし
参加方法は、事前に送付される参加用URLからアクセスする形となります。さらに、セミナー終了後にお答えいただいたアンケートにより、家族信託に関する小冊子がプレゼントされる特典もあります。この機会に、ぜひ家族信託と相続対策の重要性を学び、実践への第一歩を踏み出してみてください。